富士山
大谷翔平選手の幼少期の特徴
「幼稚園や小学校の低学年ぐらいまでだったと思いますけど、学校から帰ってお友達と外に遊びに行く翔平は、夕方に家に帰ってくると体力を全部使い果たしている感じで、ソファで寝てしまうことがよくありました。 」
スポーツ心理学の研究では、幼少期においては、運動遊びを通して多様な動きを獲得すること・自ら考えて創意工夫することが重要と言われています。
「バドミントンがその後の野球に役立ったかどうかはわかりませんが、もともと体を動かすことは好きでしたし、子供の頃にいろんなスポーツや遊びをやれたことはよかったと思っています。」母と一緒に楽しんだバドミントンもそうだが、幼稚園の年長から始めて、小学校5年生までスクール通いをした水泳もまた、翔平にとっては体を動かす楽しみの一つだった。「クロールにしろ、平泳ぎにしろ、水泳は体全体を使うスポーツなので、関節の柔らかさや肩の可動域などに関しては影響があったと思います。加えて、もともと翔平の体が硬いと思ったことはなくて、ボールを持ってもバットを持っても、どちらかというとはじめから柔らかいプレースタイルだったと思います。」
いくつかのスポーツをやってみて、小学校高学年くらいから、自身に合うものに絞ることがスポーツ心理学の見地では大切です。
「小学2年生には硬式は体の負担が大きいかなと思いましたが。いずれ高校では硬式を使うことになるので、それなら子供のうちから慣れておくのも手かなと。その代わり僕も覚悟を決めました。リトルリーグのコーチを志願し、仕事を多少犠牲にしてでも、翔平の野球に付き合おうと思ったんです。」
他のアスリートにも共通して、子どもの選択・判断を尊重するという親の姿勢が印象的です。
どの高校に進学するか、日本のプロ野球かメジャー進出か、大事な選択を当事者の本人がよく考えて決める。
親としても、どうしても意見を言いたくなる場面ですので、簡単なようで徹底するのは難しいことだと思います。
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