悪い点をつけた教師をバットで撲殺　米10代少年に終身刑

写真　殺害されたスペイン語教師のノヒマ・グレイバーさん

アメリカ・アイオワ州で6日、悪い成績をつけた教師をバットで殴り殺したとして有罪となった10代少年に、終身刑が言い渡された。

裁判でミラー被告側は、犯行時はあまりに若く、自らの行為の重大さを理解できなかったと主張した。

しかし、ショーン・シャワーズ判事は、「悪に誕生日はない」としてこの訴えを退け、終身刑を言い渡した。

被告はまた、最高刑である終身刑にはしないよう判事に懇願。「自分が何者で、どこから来たのかを忘れるほど長い間、収容されたくはない」と訴えた。

ミラー被告は警察の事情聴取で、（被害者である）グレイバーさんの教え方に対する不満を表明。グレイバーさんの授業での成績が、大学進学や奨学金申請で重要な成績平均点（GPA）を下げていると話したという。
https://www.bbc.com/japanese/66130351