新型コロナウイルス、体内から追い出せず後遺症? 感染後に潜伏するヘルペスと類似 大阪大教授が指摘

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  • 23/06/20 21:48:15

免疫学の第一人者で、大阪大免疫学フロンティア研究センター招へい教授、宮坂昌之さん(75)=長野県上田市出身=が、感染後に体内に残存し続ける「ヘルペスウイルス」と新型コロナウイルスの類似性を指摘している。新型コロナに感染してから長期間経過しても抗原やRNAが検出される事例が海外で報告されているとし、回復後も体調不良が続く新型コロナの後遺症とみられる症状にはこうした「持続感染」が影響している可能性があるとみている。

宮坂さんによると、シンガポールでは2022年、新型コロナの後遺症を訴える患者を別の病気の治療で手術した際、コロナ発症から426日経過しているのにもかかわらず虫垂や皮膚組織から新型コロナに感染している目印となる抗原やRNAを検出したとの報告がある。

 米国では23年、後遺症がある患者37例のうち約6割の血中に抗原が検出された。後遺症がない患者には検出されなかったという。欧州でも発症から死亡まで陽性が505日間続いたり、嗅覚を失って196日たっても鼻腔上皮に抗原が検出されたとの報告がある。

 ウイルスは通常、免疫の働きによって体外に排除される。だが、水痘(すいとう)や帯状疱疹(ほうしん)を引き起こすヘルペスウイルスは免疫細胞そのものに感染し、血液を介して末梢(まっしょう)神経の根元にある神経根に潜伏して免疫の攻撃を回避。この状態では検査でウイルスは検出されないが、加齢やストレス、過労などの影響で免疫力が低下した際に残存したウイルスが再び活性化することがある。

宮坂さんは、新型コロナウイルスも何らかの仕組みで体内に残存する可能性があり、免疫が弱い人はウイルスを体外に排除することができず、症状が持続する可能性があるとみている。

 新型コロナは後遺症の他にも、感染を機に免疫に異常が生じ、関節リウマチといった自己免疫疾患を発症するリスクが高くなるとみられている。宮坂さんは「後遺症状がない人もウイルスが体に残り続けているのかもしれない。感染しないに越したことはない」と話している。

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    • 1
    • ベールアップ
    • 23/06/20 21:49:16

    免疫上げなきゃ!
    ヤクルト1000!笑

    • 0
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