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佐川町に人の波！「まきのさんの道の駅・佐川」が開業　県内６年ぶりの道の駅　高知県
高知新聞社

佐川町が加茂地区の国道３３号沿いに整備した「まきのさんの道の駅・佐川」が２５日、開業した。同町と周辺市町村の地場産品などが並び、広域観光拠点として期待される。中土佐町久礼の「なかとさ」以来６年ぶり、県内２５駅目となる道の駅が誕生し、初日は町内外から大勢の客が訪れた。

　木造平屋建て（床面積約１２００平方メートル）の建物には飲食ブースのほか、野菜や地酒、加工品を売る市場、イートインコーナーがあり、９９台分の駐車場を備える。総事業費は約１５億８千万円で、第三セクター「しあわせづくり佐川」が運営する。

　午後２時半の開業に合わせて地元の子どもたちが空に風船を放つと、待ちかねた５００人以上が足早に建物内へ。人でごった返す中、買い物や食事を楽しんだ。佐川町出身で、家族と訪れた森尾真美子さん（４８）＝高知市＝は「佐川にこんなに人が集まり、別世界を見ているみたい。完成をずっと楽しみにしていた」と喜んでいた。

　開業に先立ち開かれた式典には約１００人が出席。片岡雄司町長が「オリジナル商品やメニューをそろえて、また来たいと思える空間を提供し、佐川の魅力を全国に発信していく」とあいさつ。浜田省司知事は「仁淀川流域の観光拠点として機能することを期待している」と話した。

　営業は午前８時～午後６時。１月１、２日休業。問い合わせは同道の駅（０１２０・１１７・１８８）へ。（乙井康弘）

出典：高知新聞社