- なんでも
- 霞間ヶ渓
- 23/05/13 18:38:06
ジャニーズJr.時代、故ジャニー喜多川氏から性被害を受けた二本樹顕理さん(39)は、長い間、強い自己嫌悪に苛まれ、一時は「もう死ぬしかない」と思いつめたという。
どん底まで落ちた時は聖書に救いを求め、カウンセリングを受け、トラウマに向き合った。ジャニー氏死去の一報に触れた時「ああ、これで少年たちを食い物にするような人物がこの世からいなくなったんだ」と安堵した。
1983年に生まれた二本樹は、マイケル・ジャクソンが好きな小学生だった。母親とともに来日公演に行って「自分も歌って踊れるアーティストになりたい」と夢見た。中学へ進むと、日本で歌って踊れるアーティストを養成する代表的存在だったジャニーズ事務所へと自ら履歴書を送った。
1996年夏。ジャニーズ事務所から電話があり、オーディションを受けることになった。それから1カ月もたたないうちに、男性の声で電話がかかってきた。日時とともに「ここに来て」と伝えられた。
「KinKi Kidsさんの横浜アリーナでのコンサートでした。そこに私もいきなり出ることになって。KinKiさんがパフォーマンスをしている後ろに、Jr.たちが座るセットリストだったと思います。それで自分がオーディションに合格したことを知りました」
深夜、ジャニーがベッドに入ってくる感触で目が覚めた。まったくの無言でマッサージとも愛撫ともつかないボディータッチが数十分続き、口にディープキスをされた。初めての性体験だった。そして陰部を弄られた後、オーラルセックスをされた。
「恐怖心もあって、体は硬直していました。頭の中だけが動いていて、ここで抵抗したらJr.としての自分は先がなくなるのかなとか考えていました」
体感としては1時間ほどで、行為が終わった。ジャニーは洗面所からタオルを取ってきて二本樹の体を拭き、歯磨きを済ませた後に再びベッドに潜りこんできた。そして二本樹を抱擁するとそのままの姿勢で朝まで眠った。
翌朝、一睡もできなかった二本樹に、ジャニーは1万円を渡した「これで何か買いなよ。美味しいもの食べなよ」前夜の出来事については一切口にしなかった。
その日を境に、二本樹の露出は目に見えて増えた。
テレビ出演、コンサート出演、雑誌の撮影……。憧れていたV6の後ろで踊れるようになった時は特に嬉しかった。二本樹が初めて被害に遭った夜に隣のベッドに寝ていたJr.からも、同じ日、二本樹が目を覚ます直前に被害に遭っていたと聞かされた。
最初の被害から半年から1年ほどの間、二本樹はジャニーから頻繁に、東京全日空ホテルや六本木アークヒルズの合宿所に泊まるよう言われた。
二本樹の自宅は都内にあり、レッスン後に電車で帰ろうと思えば帰れた。マネジャーはそれを知りながら、ジャニーの指示に従っていた。
「上にはもっと活躍している子たちもいるけど、下には全然ポジションを取れない子たちもいる。その中で自分がマイクを持たせてもらえたり、いいポジションを確保したりできるのは、性行為をしているからだろうなという複雑な思いがありました。待機生の中にも明らかに実力ある子がいるんです。歌も踊りも上手でルックスもいい子なのに、合宿所に行かないことで前に出てこられない子が。事務所のカラーと合わなかったと言われればそれまでですが、基本的には、ジャニーさんに気に入られないと上に行けない世界でした」
(省略)
↓続きは
https://bunshun.jp/articles/-/62824
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