お花見(場所取り)
発達障害あるいはグレーゾーンの子どもたちのなかには、言葉をまったく発しない子がいます。
その症状の1つが「場面緘黙(ばめんかんもく)」です。場面緘黙症とは、家族とは家庭で普通に話すことができるのに、特定の場面(保育園、幼稚園、学校、公共の場など)になると、なぜか声を出せなくなる不安障害のことです。場面緘黙症の子どもは自閉スペクトラム症と間違われがちです。
しかし、自閉スペクトラム症の子どもは、家庭でも親の話に反応せず、勝手な行動をとることが多く見られます。それに対して場面緘黙症の子どもは、家庭では親と普通に話せていますが、外に出たとたん、人見知りが強くて話せないという大きな違いがあります。
このような違いが少なくとも1カ月以上持続し、自閉スペクトラム症では十分説明できないとき、場面緘黙症と診断されます。
場面緘黙の発症年齢は5歳未満が多いといわれていますが、それ以上の年齢でも発症する場合があります。アメリカ精神医学会によると、場面緘黙症の有病率は多くて100人に1人としています。また、男女比で女子のほうが若干高い研究結果が見られます。
●場面緘黙を早期に発見する方法
1:(学校で)どのような場面で話せないのかを確認する
2:(家庭で)普通に話していることを確認する
家では普通に話しているのであれば、保護者が話している映像を撮り、学校の担任や医師など支援者に見てもらい、共有することも必要です。
https://toyokeizai.net/articles/-/666496
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