A
「鼻血」の場合、「血」の「ち」という読み方が濁って「ぢ」になっているから、「ぢ」と書くのは当然だ、ということは、ほとんどの方が感覚的に理解していることでしょう。とすると「地」の「チ」という読み方が濁ったのだから、「地面」も「ぢめん」と書くべきではないか、と不思議に思うのは、至極もっともな疑問といえましょう。
この謎を解くカギは、「チ」という音にあります。これをわざわざカタカナ書きにしておいたのは、ちゃんと意味があります。そう、「地」の「チ」という音は、実は音読みなのです。これは、「地面」の「メン」が「面」の音読みであることからして、ご理解いただけるのではないしょうか。
漢字の音読みには漢音・呉音というものがあることは、あちこちで触れてきましたが、「地」の場合、漢音がチ、呉音がジなのです。つまり、「地面」の「じ」は、「ち」が濁ったものではなく、もともと濁っている読み方なのです。
現代日本における仮名遣いを定めた文書としては、1986年に内閣告示として出された『現代仮名遣い』があります。この文書の「づ」「ぢ」についての決まりをおおざっぱにまとめると、次のようになります。
No.2 長くてゴメン
23/04/14 10:07:40
Q0128
「鼻血」はひらがなで書くと「はなぢ」ですが、「地面」は「じめん」となります。どうしてですか?
A
「鼻血」の場合、「血」の「ち」という読み方が濁って「ぢ」になっているから、「ぢ」と書くのは当然だ、ということは、ほとんどの方が感覚的に理解していることでしょう。とすると「地」の「チ」という読み方が濁ったのだから、「地面」も「ぢめん」と書くべきではないか、と不思議に思うのは、至極もっともな疑問といえましょう。
この謎を解くカギは、「チ」という音にあります。これをわざわざカタカナ書きにしておいたのは、ちゃんと意味があります。そう、「地」の「チ」という音は、実は音読みなのです。これは、「地面」の「メン」が「面」の音読みであることからして、ご理解いただけるのではないしょうか。
漢字の音読みには漢音・呉音というものがあることは、あちこちで触れてきましたが、「地」の場合、漢音がチ、呉音がジなのです。つまり、「地面」の「じ」は、「ち」が濁ったものではなく、もともと濁っている読み方なのです。
現代日本における仮名遣いを定めた文書としては、1986年に内閣告示として出された『現代仮名遣い』があります。この文書の「づ」「ぢ」についての決まりをおおざっぱにまとめると、次のようになります。
1「づ」「ぢ」は原則として用いない。
2「ちぢむ」のように同音が続いた場合に生じるものは、例外とする。
3「はなぢ」のように二つのことばの連合によって生じるものは、例外とする。
4「せかいじ(ぢ)ゅう」のように、二つのことばの連合である意識が現在では薄くなっているものは、「づ・ぢ」「ず・じ」のどちらで書いてもよい。
「地」の呉音「ジ」も、実を言うともともとは「ヂ」と表記される音なのですが、上記の原則には当てはまらないため、「ジ」と書かれることになっている、というわけです。
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コメント
古トピの為、これ以上コメントできません
返信コメント
No.11 お花見(会場で迷子)
23/04/14 10:17:41
>>2
これが正しい説明だろうけど小学生にはちょっと難しいかも
まず呉音なんて知らないから
地はチともジとも読むでしょだからジなのよと言われても誰も理解できなくない?