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福岡県久留米市立小で3日、女性教諭が指導に従わなかった1年生の複数の児童から椅子を取り上げ、膝立ちや立った状態で午前中の授業を受けさせていたことが分かった。
給食を立ったまま食べた児童もいた。
市教育委員会は「不適切な指導だった」と認め、
学校に再発防止を求めた。
市教委や関係者によると、教諭は1年生のクラス担任。火災など緊急時の避難の妨げになるとして
普段から椅子は机の下にしまうように指導していたが、4人の児童が守らなかったため、
2日の放課後に椅子を撤去したという。
3日朝、登校後、椅子の撤去に気づいた別の児童が、ほかにも机にしまっていない椅子があるのに
気づき、その椅子を廊下に出した。
教諭はこの児童の椅子も返さず、
計5人が椅子がない状態で、
始業時から4時間目まで、立ったり床に膝立ちしたりして授業を受けた。
教諭に謝罪した4人に椅子を返したが、
別の児童から廊下に椅子を出された1人は謝罪せず、午前中の授業の後の給食も立ったまま食べたという。
その後、教諭はこの児童にも椅子を返した。
6日に保護者から学校に連絡があり発覚した。
学校の聞き取りに対し、教諭は指導の一環で椅子を取り上げたことを認めたという。
教諭はその後、児童の保護者に謝罪した。
児童の関係者は読売新聞の取材に対し、
「椅子を取り上げたまま授業を受けさせる行為は
決して許されない」と話した。
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