グールド
まる子が「成人の日」を過ごす1日を描いた「『成人の日』の巻」。休みで暇を持て余したまる子が、親友のたまちゃんを誘って遊びに出かけると、写真店から出てきた談笑する晴れ着姿の女性たちを見かけることに。「ねぇ、あの人すごい綺麗だね」「本当だ、美人だね」「着物もあんな人が着るとよく似合うねぇ」と、遠目で盛り上がる2人をよそに、気の抜けた効果音とともに写真店から別の晴れ着姿の女性があらわれる。
最初に見かけた女性たちが整った顔立ちで描かれているのとは対照的に、口や鼻の穴が大きく描かれたその女性。見かけたまる子は思わず「げっ、すごいのが出てきたね」と一言。たまちゃんも「うん、すごいね……」と声をひきつらせた。
そこに、呉服店を営む佐々木のじいさんが登場。まる子たちが驚いた女性の着物は佐々木のじいさんの店で購入されたもので、じいさんは写真店を訪れた女性に挨拶へやってきたという。女性へ声をかける佐々木のじいさんを眺めながら、まる子とたまちゃんは会話を続ける。
まる子「まぁ、高そうな着物だけどね」 たまちゃん「うん、立派な着物だね」 まる子「似合う似合わないは別としてね」 たまちゃん「うん、それは別だね」
さらに、まる子は「あっちの美人の人が着たら、ものすごく似合うだろうね」とチクリ。佐々木のじいさんが女性に「本当によくお似合いですね、写真もきっと綺麗に撮れているでしょう」と声をかけるのを聞いてからも、「きっと着物の写真“は”綺麗に撮れているだろうね」「着物“は”綺麗だもんね」と、皮肉めいたコメントを続けていた。
その後、場面は変わって神社で出会う新成人の青年の話になっていくが、終盤にはまたその女性が登場。たまちゃんのお父さんが渋々その晴れ着姿をカメラにおさめる、という“ダメ押し”の一幕も描かれた。
この一連の流れに対して、見た目で人間の価値を判断するという“外見至上主義・ルッキズム的”だと、放送直後からネット上で批判的な声が相次いでいるのだ。
《今日のちびまる子ちゃんめちゃめちゃルッキズムで辛辣だった》 《ちびまる子ちゃんの成人式の話を見てたんだけどなんかブスは良い着物ても意味ないみたいな中々えぐいシーンが何度もあってめっちゃ不愉快やった。もともとこんな感じだったっけ、久しぶりに見て違和感。子供の頃大好きやったのに。。》 《今日のちびまる子ちゃん死ぬほど不愉快なんだけど》 《子供向けの番組で外見至上主義を植え付けるようなことするのやめてくれんか?最悪すぎるでしょ》
そのいっぽうで、原作者であるさくらももこさんの作風に馴染み深い視聴者からは、こんな声も。
《さくらももこ作品は昔からそういう性格悪い話多いやろ。むしろそれが作風》 《さくらももこらしさがあって面白いと思うけどな〜》 《前時代的な作品で、原作者がさくらももこなら、許容範囲だと個人的には思ってしまうけれど》 《もともと毒舌な作風のちびまる子ちゃんがルッキズム云々で炎上って、意味わからんね》
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昔のアニメは何でも有りだったから面白かった
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