鹿児島で園児閉じ込め事件

  • なんでも
  • キルギス・ソム
  • 22/12/15 12:34:53

鹿児島市の認可保育園で9月、女性保育士が2歳男児を施設内の倉庫に閉じ込めていたことが14日、園などへの取材で分かった。男児は登園を嫌がるようになり退園。その後、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断された。園の理事長は「不適切な指導だった。保護者や園児に申し訳ない」としている。


 園によると、9月15日、言うことを聞かなかったとして、担任の女性保育士が、掃除用具や段ボールなどが収納してある1階の倉庫に、電気を付けず閉じ込めた。倉庫は窓がなく、大人1人ほどが入れる広さ。鍵はないがドアノブ、電気スイッチは約1.3メートルの高さにあり、園児が内側からドアを開けたり、電気を付けたりするのは難しい。女性保育士が同日、園に迎えに来た保護者に「言うことを聞かなかったのでお化けの部屋に入れた」と伝え、発覚した。

 園は取材に「4、5秒ほどドアを閉め、女性保育士はその場を離れていない」と説明。保護者は「園からは、保育士は2階の教室にいったん移動してから戻って来たと聞いた。閉じ込めたのは数十秒という説明だった」と話している。

 保護者によると、2歳児は暗闇や閉所を怖がったり、突然泣き出したりするなど不安定な状態になり、10月上旬に退園した。11月下旬、鹿児島市の医療機関から閉じ込めを起因とするPTSDと診断された。現在、待機児童となっている。

 園は常勤の保育士15人に聞き取りをし、男性保育士が過去に他の園児1人を閉じ込めたことを認めたという。理事長は「2件以外に同様の事案はないと認識している。愛情を持ってのことだったと思うが、時代にそぐわない行き過ぎた行為で、同じことが起こらぬよう指導する」と話した。

 鹿児島市は11月上旬、子ども・子育て支援法と児童福祉法に基づき、園を立ち入り調査した。担当者は「現在、不適切かどうかも含めて精査している」としている。

 ■心的外傷後ストレス障害(PTSD) 強い恐怖を伴う災害や事件などの体験がトラウマ(心的外傷)となり、ストレスが心身に引き起こす障害。体験を繰り返し思い出してパニックや不眠などの症状がある。症状が1カ月未満の急性ストレス障害(ASD)と区別し、症状が1カ月以上持続しているケースが診断対象。一般的に外傷後3カ月以内に発症するが、何年もたってから症状が出ることもある。

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ママ達の声投稿されたコメントを掲載しています

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    • 22/12/23 02:20:34

    悪いことして、外に出されてた昭和世代。

    • 0
    • 22/12/15 12:36:04

    昭和では日常の光景だったけど今は虐待になる例

    • 1
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