- なんでも
- トリニダード・トバゴ・ドル
- 22/12/07 00:19:07
「後遺症外来」を訪れる人は患者全体のどれくらい?
7割以上になっていると思います。患者が殺到していて待ち時間が長くなっています。
年齢層で一番多いのは30代~40代の働き盛りの方々で、「小さい子供がいるのに夫婦ともに後遺症になって働けない」など非常に悩まれていて、「どう生きていけば良いのか」という方が多いです。
――重症化リスクと後遺症は、比例する?
全く比例しません。
重症の方は高齢者に多いと言われていますが、後遺症は若い方のほうがリスクが高いという報告もあります。
特に日本の場合は、若い人はワクチンを打っていない方が結構多いので、それで後遺症が多いのかもしれないと言われています。
コロナに罹患した場合、2か月間は“安静”にすることが大事だという。
――後遺症にならないために大切なことは?
感染してから2ヶ月以内は、非常に危険な時期なので、無理しないでください。
それを守っていただくだけで、準寝たきり以上になる方を減らせると思います。
厚労省から出ている『罹患後症状のマネジメント』という手引きには、「動いた後に症状悪化が見られる場合は、運動療法は避けなくてはいけない」と書いてあります。
――どういうことをやってはいけない?
疲れることはすべてダメです。
例えば階段を上るにしても、その後疲れてしまうなら、やってはいけません。
他の病気だと、少し無理してリハビリした方が早く治るからと頑張って運動したりしますが、コロナの場合はかえって悪化させてしまう。新しい病気ですから、新しい治療が必要ということです。
あと、アルコールは絶対にダメです。
症状が残っている方は、お酒を飲むと結構な確率でぐっと悪くなり、また、治りづらくなることがありますので、症状があったらアルコールは諦めてください。
アルコールを飲むと免疫系がかなりダメージを受けるので、後遺症もそれにつられて悪くなります。
あとは、酸素不足で症状が出ている側面があるので、たばこも控えてください。
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