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- 22/11/19 10:54:00
去年3月、北海道旭川市の公園で凍死した当時、
中学2年の女子生徒のいじめ問題で、
旭川市教育委員会は18日夜、
いじめを認定した第三者委員会の最終報告を受け、女子生徒が通っていた中学校で、
保護者への説明会を開きました。
非公開の説明会は2時間以上に及び、
亡くなった廣瀬爽彩さんと同学年だった
この春の卒業生の保護者5人、
在校生の保護者45人が出席しました。
終了後、取材に応じた市教委の野崎幸宏・教育長は「再発防止策について提言があったこと。
市教委や学校の体制などについて、
さまざまなご指摘をいただいていることについて
説明をさせていただいた」と話しました。
校長は今後、在校生に向けた説明会も開く考えを
明らかにしています。
また、説明会には、当時の教頭も出席。
いじめの調査などを求めた廣瀬さんの母親が
「加害者にも未来はある」などの趣旨の発言を
されたと主張していることについて問われると、
そうした発言自体を否定したということです。
9月に公表された第三者委の最終報告では、
廣瀬さんに対する下記の6項目のいじめについて
認めた上で、いじめがなかったとしてきた学校や
市教委の対応を「法律違反になる」などと厳しく
批判。
当時の黒蕨真一・教育長が
「学校および市教委にいくつもの問題が指摘され、遺族や市民に大変なご負担と不安をかけた。
一連の事態を招いたことの責任をとる」として、
任期途中の9月24日付けで辞任しました。
その一方で、最終報告では、
廣瀬さんの死亡は「自殺」との見解を示しつつも、いじめとの因果関係は「不明」としました。
さらに遺族側から
「学校内での無視などを、いじめとして認めていない」と指摘されていることに対しても
「生徒への聞き取りをした結果、文言通りの無視という状況ではなく、対象生徒が心身の苦痛を感じていたとしても、背景などを調べた上で、報告書で
いじめとして取り上げるものではないと判断した」としました。
こうした内容に反発する遺族側の意向を受け、
旭川市は、新たな第三者委を11月中にも立ち上げて、再調査することを決めています。
メンバーには、地元とのしがらみがなく、
いじめ問題の調査経験などが豊富だとして、
法政大学の名誉教授で“尾木ママ”の愛称で知られる教育評論家、尾木直樹さんなどを起用する方針です。
<第三者委員会が認定した、いじめ6項目>
1.性的な話題をくり返す、体を触る
2.深夜や未明の公園などへの呼び出し
3.飲食代をおごらせる
4.性的な画像の送信の強要
5.性的な行為の強要 6.性的なからかい
※関与したのは、同じ中学と他の中学の上級生の男女7人
北海道放送(株)
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