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Q.とはいえ、NATO領土内に攻撃があり、死者が出ている。NATOはどう出るか。
ミサイルが誤って落ちたにしても、2人のポーランド人が亡くなっていて、結果は重大なこと。北大西洋条約第五条というと、加盟国1国への攻撃はNATO全体への攻撃と考えて、集団的自衛権が発動される。そこまではいかないと思うが、ポーランドが攻撃を受けたのか、そうではないのか、慎重に議論を進めると思う。
Q.NATO側が強硬措置を取らないと「このくらいなのか」という前例を与えることに?
NATOはウクライナ国境の各国の防空システムを強化すると思う。場合によっては、ロシア国内まで届くミサイルをウクライナに供与・配備する可能性もあるだろう。攻撃が何らかの意図をもって行われたのかはわかりやすくなっていて、ポーランドの大統領も「ミサイル攻撃が繰り返される前兆はない」と言っている。もし攻撃が重ねてあれば、NATOがこの戦争に介入していく可能性はあるが、今のところはアメリカの態度にもみられるように慎重に対処すると思う。
本当に攻撃とみなして反撃すると、NATOとロシアの全面戦争になる。ヨーロッパのすべての国が引き込まれることになるし、第3次世界大戦に直接つながっていく。ロシアの攻撃とみなすかは、NATOは慎重に見極めていると思うし、着弾したからと言ってこれが軍事的な攻撃なのだとすぐに反応することはないと思う。
Q.バイデン大統領の政策から見て、アメリカはどう反応するか?
アメリカはロシアと直接戦闘状態に入ることを避けるというのが一貫した政策。ポーランドが戦争状態に入っていくと、アメリカは加わらなければならない。この着弾をアメリカは冷静に見て、ロシアの攻撃かどうかも冷静に判断して直接の対決を避ける方向にもっていくと思う。
(ABEMA NEWS)
https://times.abema.tv/articles/-/10048518- 0
22/11/16 14:45:25