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アイビー(公正と信頼)
夜中、記者が頼んだウーバーイーツで…
2月中旬、当時愛知県警担当の記者だった私は、この日、いつものように名古屋市内で、警察関係者に話を聞く”夜回り”と呼ばれる1日の最後の仕事を終え帰宅した。疲れ切っていた私は、いつの間にか眠りに落ちていた。目が覚めたのは日付が変わる少し前。
食事を取るのを忘れていた私は、ウーバーイーツを頼むことにした。
選んだのは、沖縄料理。アプリで決済すると、しばらくして通知が鳴った。どうやら配達員からのメッセージだ。“彼”との出会いはここから始まった。
配達員から届いた“メッセージ”が気になって…
(記者のスマホに届いたメッセージ)
『ご注文ありがとうございます。この配達はわたくしREONが運ばせていただきます。チックという病気があり、身体の動きや声が出てしまう事がありますが、許して頂けると幸いです』
レオンを名乗る配達員から届いた突然のメッセージ。普段、配達員からメッセージをもらうことはまずない。恥ずかしながら病気のことも全く知らなかった。気になった私は、注文がくるまでの間、症状についてネットで“ググって”みた。
“自分の意思に反して声や体の動きが出る”
どんな人が来るんだ? 客にこんなことを知らせる理由があるのか?なぜ配達員をしているのか?疑問が頭の中を駆け巡る。
「ピンポーン」注文から約30分後、インターホンが鳴った。モニターに映るその彼は、自分と同じくらいの年齢だ。
「あいよ!」「あいよ!」 彼の大きな声がマンションの廊下に響き渡る。配達員の彼が部屋に近づいてくるのはすぐにわかった。なるほど。メッセージに書かれていたのはこういうことか…。
CBCテレビの記者であることを明かし、連絡先を交換した私は後日、取材を申し入れた。
ウーバー配達員・棈松怜音(あべまつ・れおん)さん・27歳)
「取材はちょっと待ってください。病気のことを多くの人に知ってもらえるのは嬉しいことですが、僕は今、ネットの掲示板にたくさんの悪口を書かれています。周りの目もあるので、考える時間がほしいです」
掲示板には「奇声を発する配達員」などと書かれて悩んだ時期もあったという。
この返事を聞いた時、正直取材は難しいと思ったが、連絡を取り合い、直接会ってもらう機会を持つことができた。そしてことし8月、ついに取材を許可してくれた。
取材初日、カメラに向かって怜音さんはこう言った。
(怜音さん)「僕はチック症、トゥレット症という病気なんですけど、声が出ちゃうタイプの人と、体が動くタイプ。つまり、運動チックと音声チックの2種類があり、僕は今、音声チックがメインのチック症患者になります。ごめんなさい。色々“迷惑”かけちゃうかもしれないですけど」
チックは無意識に声や身体の動きが出てしまう症状で、症状が長期間にわたり生活に支障をきたすほどになると「トゥレット症」という神経の難病に分類される。
脳の神経伝達の異常が原因と考えられているが、根本的な治療法は見つかっていない。
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15秒に1回、勝手に声が…自分の中に潜む“悪魔”と闘う
CBCテレビ
栁瀬 晴貴
2022年10月9日(日) 07:00
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/173669?page
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No.1 アマリリス(おしゃべり)
22/10/16 20:50:10
記事の写真見たら、白目とかにもなっちゃうんだね
やーこれどうしたらいいんだろうね。かわいそうに…
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No.2 草刈り(鎌)
22/10/16 20:56:45
この前スーパー言ったらやたらと大きな声でハイッ!ハイッ!って言ってる人いてうるさいな、奥さん言わないのかな?って思ったんだけどちょっと前にこの病気のことを知って調べたことがあって少ししてからチックのこと思い出した。知ってるはずの私でも好奇の目で見てしまって自分が恥ずかしかった。
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