今日のお昼ごはん へのコメント(No.45

  • No.45 ユーフォルビア(協力を得る)

    22/07/18 12:51:28

    新型コロナウイルス感染が全国で急拡大し、新規感染者数が過去最多を更新する中で迎えた3連休の中日。不安定な天候が回復し、晴れ間がのぞいた観光地の鎌倉では、3年ぶりに海水浴場が開設された由比ケ浜などに大勢の人が訪れ、コロナ禍前に戻ったかのようなにぎわいを見せた。

    夏休みでドイツのデュッセルドルフから高校1年の長女(16)と一時帰国し、滞在する東京都内の実家から訪れた女性(51)は、海辺の人の多さにびっくりしたという。長女は京都に行きたがったが、実家にいる高齢の母親のことを考え、鎌倉への日帰り旅行にした。「本当は娘といろいろ旅行に出かけたいけど、しょうがない。いい気分転換になりました」と、久しぶりの日本の海を楽しんでいた。

    都内から2泊3日の小旅行で3年ぶりに家族と訪れた女性(49)は「今を逃したら次いつになるか分からない。買い食いだけはやめて、感染に気をつけたい」と話した。

    飲食店や土産物店が建ち並ぶ鎌倉駅前の小町通りは昼下がり、大勢の観光客でにぎわっていた。店のイートインスペースは席が埋まり続け、テークアウトには軒並み行列ができていた。

    煎餅店の男性店員(46)は、「昨日は天気が悪かったけど、今日はすごい人。明日もこのくらいのにぎわいであればいいけれど」と、火の前で顔を赤らめながら煎餅を焼き続けていた。

    由比ケ浜に建つ海の家を切り盛りして20年になるオーナーの顧瑞仙(こうずいせん)さん(65)は3年ぶりに開店し、連休の人出を喜んだ。「この2年間稼ぎが無かったから、ここから挽回したい。大勢の人でにぎわう光景はやはり、それだけでうれしい」と、食材の準備を進めながら顔をほころばせていた。

    テーブルとテーブルの距離をコロナ禍以前よりも離し、ウッドデッキの設置面積を縮小。「あってほしくないけど、また途中で閉めるようなことになっても大丈夫なように」と、店の大半を砂浜の上に開いたという。

    新型コロナ感染の波に2年以上振り回されてきた観光地では、客足と観光業の回復に期待が膨らむ一方、第7波への不安が見え隠れする声も聞こえた。【吉田航太】

    https://mainichi.jp/articles/20220717/k00/00m/040/206000c#scaleimage







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