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- 22/07/11 17:25:02
参院選、自民単独で改選過半数 改憲勢力が定数の3分の2以上に
2022年7月10日
BBCニュース
日本の参議院選挙が10日投開票され、自民党は改選124議席の過半数(63議席)を単独で獲得した。与党の自民・公明両党で、非改選の70議席を合わせて定数の過半数(125議席)を超えた。与党両党に日本維新の会、国民民主党などを含めた「改憲勢力」は93議席となり、非改選議席を合わせると改憲の国会発議が可能となる定数の3分の2以上の議席を占めることとなる。
今回の参院選では、物価高への対策や安全保障政策などが主な争点とされた。選挙期間中の8日には、安倍晋三元首相が街頭で応援演説中に銃撃され死亡する事件が発生。衝撃が残る中で、有権者が票を投じた。
改選124議席に神奈川選挙区の欠員補充1議席を合わせた125議席が争われた。
NHKなどの国内メディアは11日朝までに、自民党が単独で改選議席の過半数を獲得して大勝したと伝えた。
一方の野党では、最大勢力の立憲民主党が改選23議席を下回り、17議席にとどまった。国民民主党は改選前の7議席から5議席となった。日本維新の会は12議席と、改選前の2倍に伸ばした。
共産党が4議席、れいわ新選組が3議席、社民党が1議席、NHK党が1議席、参政党が1議席、無所属が5議席となった。
改憲に前向きな自民、公明、日本維新の会、国民民主の4党は、今回の選挙で計82議席を取れば、非改選84議席と合わせ、参院の定数248議席の3分の2以上となり、改憲の発議が可能になると注目されていた。結果として、4党は今回の選挙で93議席を得て、非改選議席と合わせて、改憲発議に必要な議席を得た。
自民党の茂木敏充幹事長は、NHKの午後9時半前のインタビューで、安倍氏の死去と、今回の選挙の受け止めについて問われると、「今回のテロ事件、深い悲しみと共に強い憤りをもっている。(中略)われわれは悲しみを乗り越え、最後まで戦い抜いた。安倍元総理にいい結果が報告できればと思っている」と述べた。
与党で改選議席を上回る情勢については、「日本を守る、未来をつくる、この選挙公約を掲げて戦ったが、国民のみなさんから評価されたのが大きかったと思う」とした。
また、改憲については、「今の段階では、できるだけ早いタイミングで、ということに尽きる。まずは憲法改正原案の国会提案、発議を目指すにあたって、憲法改正に前向きな政党の間で、どの項目を優先し、どういったスケジュールで進めていくのか、認識の共有を図ることが重要だと思っている」と話した。
>>1に続く
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