ひろし
「専業主婦の年金給付半減案」は正式に決まったわけではない
確かにこのままいけば、いずれ年金制度が立ち行かなくなることは明白です。
「確かに社会保障審議会年金部会でその案への言及はされたが、本格的に検討されていたわけではない」ということが報じられています。
しかしなぜ、このような大胆な案が出てきたのでしょうか。
第3号被保険者の妻は約870万人いるとされています。
多数の潜在的労働力を社会に引っ張り出して人手不足を解消し、年金保険料も確保していきたいという政府の狙いがそこにはあります。
世間では「この問題は専業主婦vs働く女性といった単純な話ではなく、根強い男性中心社会の構造に問題がある」という冷静な意見も多く見られます。
この制度は、専業主婦が老後を迎えて夫に先立たれた場合に生活に困窮しないよう配慮する形で、1986年から施行されました。
しかし今になって政府は「女性が輝ける社会」という大義名分のもと、働く女性と第3号被保険者の対立を煽って年金出し渋りの正当化を図っているようです。
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