• No.1 宮内庁御難場関係者

    22/05/26 03:24:09

    続き

    佳子さまはこれまで、ご家族を含む周囲に、ご自身の「脱出願望」を漏らされてきたというのだが、

    「側近が諫められないのはもちろんですが、秋篠宮さまもまた、きちんと言い聞かせてお考えを正すようなことはできませんでした。反対に、時には言い争いに発展することも珍しくなく、眞子さんの結婚問題では全面的にお姉さんを支持なさったこともあり、佳子さまとご両親との仲は疎遠になっていきました」(同)

     前出の江森氏の著書では、眞子さんと佳子さまへの接し方について、秋篠宮さまが吐露される場面がある。

    〈「やっぱりね、私みたいに怒りっぽい父親だと……」静かに思いを巡らせた後、こう語った。/「どうしてもね」/自らに言い聞かすように声を絞り出す。/「よくないですね、そこはね」〉


    海外の王室に詳しい関東学院大学の君塚直隆教授が言う。

    「英国では96歳のエリザベス女王がいまも600ほどの団体のパトロン(名誉職や総裁)を務めています。一方で佳子さまが関わられているのは現在、眞子さんから引き継いだ『日本テニス協会』と、今回の『みどりの感謝祭』くらいです。圧倒的に少なく、これでは皇室が国民から遠い存在になってしまう。ろうあ連盟のお仕事にも、もっと積極的にコミットなさるべきです」

     秋篠宮家の「放任主義」についても、

    「果たして、どれだけ『公』を念頭に置いた教育をなさってきたのでしょうか。そうした意識をお子様方に身に付けさせるには、小さい頃から多くのご公務に接し、そのお姿を国民に見せていくことが最も大切なのですが……」

     そう嘆くのだ。さらに、家族問題カウンセラーの山脇由貴子氏も、

    「佳子さまにとって事実上、皇室を離れる手段は結婚しかありません。ただし、『好きにしていいよ』と仰ってお子様を育ててこられた秋篠宮さまが、皇室を離れたい佳子さまに『結婚は“好きに”とはいかない』とお教えになったとは思えません。それは眞子さんの騒動からもうかがえるわけですが、佳子さまは、そんなお姉さんの後を追いたいとお考えなのだと思います」

     姉に倣(なら)って佳子さまが「反乱」を起こされる日は遠くなさそうである。

    「週刊新潮」2022年5月26日号 掲載

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