石垣市長選、現職の中山義隆氏が4選…陸自駐屯地建設を容認

石垣市長選、自公推薦の中山氏が４選…陸自駐屯地建設を容認

2022/02/27 22:59

　２０２２年度末に完成予定の陸上自衛隊駐屯地を巡る対応が争点の一つとなった沖縄県石垣市長選は２７日、投開票され、自民、公明両党の推薦を受けた現職の中山義隆氏（５４）が、革新系と保守系の一部が共闘する「オール沖縄」勢力が支えた前市議で新人の 砥板といた 芳行氏（５２）を破り、４選を決めた。中山氏は駐屯地建設を容認しており、政府は部隊配備を進める考えだ。

　防衛省は尖閣諸島を抱える同市の石垣島に対空・対艦ミサイル部隊など５７０人規模の部隊を配備する。砥板氏が計画の賛否を問う住民投票の実施を訴えたのに対し、中山氏は「国の安全保障に関わることでなじまない」と実施反対の立場を取った。

　当日有権者数は３万８８４６人。投票率は７０・５４％だった。

https://www.yomiuri.co.jp/election/local/20220227-OYT1T50167/