旅行に出て育児放棄 3歳長女を8日放置し死なせた罪

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    • 匿名
      22/01/27 14:39:03

    虐待の連鎖は続く



    入所の経緯は知りませんが、(梯は)児童養護施設から学校に通っていました。ですが学校には他にも養護施設から通っている子も多く、彼女もあっけらかんと『(昨日施設で)こんなことがあって~』なんて喋る子でしたよ。学内カーストでいうと上の子たちと付き合っていたタイプでしたが、決して下の子を見下すようなタイプではなく、1年生の時には3年生のイケメンの先輩と付き合っていましたね」

    実母から平手で殴られ全治2週間の怪我
     同級生も知らなかった梯容疑者の児童養護施設入所の事実。その経緯には今回の事件を彷彿させるような過去が潜んでいた。事情を知る捜査関係者が声を落とす。

    「梯は8歳の時に母親から『身の回りのことをキチンとしない』などの理由で平手で殴られ全治2週間の怪我を負わされています。あばらや腰の骨が浮き出てるほどやせ細り、食事を十分に取っていない状態だった。県警は『緊急事態』と判断し、母親は傷害と保護責任者遺棄、父親は保護責任者遺棄の容疑で逮捕した。

     事件発覚後に梯は入院し、児童相談所に保護され、その後は養護施設に入所しました。事件後に両親は離婚していますが、梯は現在も母親との関係は切れておらず、複雑な親子関係だったのは想像に難くない」

     そうした虐待を実母からも受けていながらも、梯は母親に対し複雑な愛情を持っていたようだ。前出の梯の中学時代の同級生が言う。

    「お父さんについては聞いたことがありませんが、お母さんのことは『ウチのお母さんは可愛い。仲がいい』みたいなことを話していて、母親との仲は良さそうでした。ですから(梯が)虐待を受けていたことは全く知りませんでした」

    親から子へ世代を超えて連鎖する虐待
     虐待の連鎖――。思い出されるのは、2010年7月に起きた“大阪2歳児放置死事件”だ。

     大阪市西区のマンションで3歳女児と1歳9か月の男児が餓死するといった事件が起きた。逮捕されたのは当時23歳だった風俗店勤務の女性。女性は男性と遊びたいがために子供が部屋から出られないように扉に粘着テープを張るなどして1カ月間以上放置し、餓死させたとして死体遺棄、殺人容疑で逮捕、起訴された。

     この女性は自身が5歳の頃に、夜間に不衛生な部屋に置き去りにされるといったネグレクトを受けていたことが明らかになっている。杉山春が書いた「ルポ 虐待――大阪二児置き去り死事件」(ちくま新書)は、いかにして虐待が世代を超えて繰り返されるのかに迫っている。

     今回の事件の捜査関係者が語る。

    「亡くなった稀華ちゃんは発見された時、汚れたオムツを長時間つけていたためか、お尻の肌がただれていた。過去にも同じように肌がただれたことがあり、医療機関で診察を受けていたことが分かっている。胃の中はほとんどカラッポの状態で、免疫に関する臓器である『胸腺』が委縮してしまっていた。体重は3歳の平均を下回る11キロしかなかった」

     この事件も虐待の連鎖が生んだ悲劇なのだろうか。

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