- ニュース全般
- 篠ノ井線
- 21/11/25 23:32:39
私は、かつて専門家の一人として、九州の学校内での殺人事件に関わったことがあります。とはいっても、事件直後の短期間ですが。その時の、教育委員会や学校の対応に大きな問題を感じました。
殺人事件となり、警察の担当する刑事事件となった以上、学校現場や教育委員会、市は、この問題の調査を行わず、ただ傍観者として、警察と家庭裁判所による捜査、調査、判断を待ち、それに従うという姿勢でした。
私は、学校や教育委員会も当事者である以上、弁護士等による第三者委員会を立ち上げ、その事件の背景や、それを防ぐことのできなかった市や教育委員会の指導体制、学校の教育の在り方をきちんと検証し、それを公開し、このような事件が繰り返されることのないように、正式な記録として残すべきだと語りました。
その結果、排除されました。
学校管理外、すなわち校外での事件ならば、その理論は理解できます。また、警察などの司法当局も学校や教育委員会が動くことを求めないでしょう。しかし、今回の事件は、まさに学校内で、学校管理下の中で起きています。理由もなく、包丁を用意し、原因もなく人を刺す子どもはいません。この事件の背景には、この学校やこの市の教育体制が抱える大きな問題が潜んでいるというのは言い過ぎでしようか。
なぜ、このような事件が起きてしまったのか、防ぐことはできなかったのか、またこのような事件の再発予防のためには、これから学校現場は、どのような対応をすべきなのか。
これらをきちんと検証する意味でも、ぜひ、弥富市には、専門家による第三者委員会のすみやかな設置を求めます。亡くなった生徒やその家族のためにも、また加害者である生徒の反省や贖罪、これからの償いのためにも、司法と違う形でのきちんとした事件の解明をし、それをきちんと公表していただきたい。
きちんと、このような体制を市が組んでくれれば、現在ネット上に流されている、無責任で、いい加減な情報は、自然と消えていきます。
- 0 いいね