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「子どもたちが飢えている」ひとり親家庭の“貧困”コロナ禍で深刻化 約7割で“収入減”の背景にあるのは… 愛知
2021年11月18日 18:13中京テレビNEWS中京テレビ
コロナ禍のいま急速に進んでいる“ひとり親家庭の貧困”。ある調査では、コロナ禍で雇い止めなどにより収入が減った家庭が約7割にものぼっています。「子どもたちが飢えている」という相談も寄せられるなか、いま求められることとは…。
もともと問題視されることが多かった、ひとり親家庭の“年収格差”。
比較できる直近のデータ(2015年 厚生労働省調べ)によると、1世帯あたりの平均年収は「約560万円」、ひとり親家庭の年収は「約200万円」と、2倍以上の差があることがわかります。
これだけの“年収格差”の背景にあるのは、“ひとり親家庭の雇用状況”です。
愛知県内の調査では、ひとり親家庭の約6割が非正規雇用の家庭という現状。(今年10月 愛知県母子寡婦福祉連合会調べ)
子育てとの両立が難しいため正社員として雇用されるケースが少なく、ほとんどが年収200万円以下と、収入が非常に低くなってしまうのが現実です。
そんななか、新型コロナの影響が、ひとり親家庭の家計を直撃していました。
愛知県清須市の杉本怜美さん(43)。高校生と小学生の息子をもつシングルマザーです。9年前に離婚した杉本さんは工場でパート勤務をしていますが、生活は苦しく、毎日、食費を抑えるため、工夫をしているといいます。
「野菜がいま高いので、ひき肉と野菜ジュースとカレーのルーだけ。かなり安上りです」(杉本怜美さん)
最近、新型コロナの影響で、家計は一段と苦しくなったといいます。
「厳しいですね。コロナがはやってきてから(子どもの)学校が休みになったり、仕事の量が減ってきたり、そこから徐々に」(杉本さん)
小学校の休校で、勤務時間を短くしたり、休む必要があったため、ひと月あたりの収入は約7万円がやっと。息子たちのため、ひとり親家庭を支援する団体から食糧支援を受けるようになりました。
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