• No.16 涼村さんご

    21/11/14 16:27:25

    第3週
    「1942-1943」

    11月15日(月)
    英語講座を放送しなくなったラジオからは勇ましい日本軍の戦果が流れる日々。衣料品の購入や製造にも制限がかかる中、雉真繊維は軍服や国民服の需要拡大に伴い、工場の拡大を検討していました。
    そんな中、春休みに帰省することになった稔(松村北斗)。安子(上白石萌音)も稔も2人で出かけるのを心待ちにしていました。しかし、帰ってきた稔には千吉(段田安則)から事業拡大に先立って銀行の頭取の娘との縁談が持ちあがり…
    ●昭和17年(1942年)
    ジャズ喫茶「ディッパーマウスブルース」が「出っ歯口の憂鬱」に改名コーヒー豆のも入手が困難に
    ジャズを流せば敵国の曲だと店に石を投げられる世の中に…
    ●大東亜銀行は雉真の事業拡大に資金を無担保無利子とする代わりに頭取の娘との政略結婚を条件にしてきた

    11月16日(火)
    雉真家に配達に来た安子(上白石萌音)は、美都里(YOU)から「二度と稔(松村北斗)に近づくな」と厳しい言葉を浴びせられます。注文の品も受け取ってもらえず、代金だけを押しつけられる始末。
    そんな美都里の屈辱的な態度を知った稔は、千吉(段田安則)と美都里の前で強く怒りをあらわにし、安子とは将来を見据えた真剣な交際をしているのだと訴えます。一方、安子は自分の立場を考え、稔のことを忘れようとしますが…
    ●父・千吉から砂糖が入らない和菓子屋を守り抜ける覚悟があるかと聞かれた稔は反論できなかった
    ●金太から促されて稔は安子と会い、「時間がかかるかもしれないけど待ってほしい」と言うが安子は英和辞典を稔に返して立ち去る

    11月17日(水)
    姿を消していた算太(濱田岳)に召集令状が届き、久々に橘家に帰ってきたのもつかの間、算太は出征しました。
    人手も材料も乏しくなった「たちばな」は、次第に商いを縮小せざるを得なくなりました。
    一方、雉真繊維は戦争の勢いが増すにつれ軍への納入も増え、事業を拡大。稔(松村北斗)には、銀行の頭取の娘との縁談が上がっているようで…。そのことを知った勇(村上虹郎)は稔のもとを訪ね、複雑な思いをぶつけるのでした。
    ●金太は算太をたちばなに入れることはさせなかったが小しずが弁当をもたせて算太は出征した
    ●たちばなの残りの従業員2人も出征した
    ●稔が頭取の娘との結婚することを知り怒る勇は稔を殴る

    11月18日(木)
    橘家では、肺を患い苦しむ杵太郎(大和田伸也)の枕元で、安子(上白石萌音)が懸命に声をかけていました。その頃、雉真家では稔(松村北斗)が出征することが決まり、千吉(段田安則)は頻繁に大東亜銀行の頭取と面会をしています。
    出征までに、頭取の娘との縁談を取りまとめるためでした。稔と安子の互いの気持ちを知る勇(村上虹郎)は、2人の結婚を許すよう千吉に頼み込みますが、まともに取り合ってはもらえず…
    ●勇が稔の代わりに縁談を引き受けようとするが千吉は許可せず
    ●杵太郎が亡くなり、初七日の日。勇から安子に会ってほしいと言われた千吉は「たちばな」にやって来る。見ず知らずの落ち込んでいるように見える男・千吉に安子は元気づけるために杵太郎に供養に祖母・ひさが作った残り最後の砂糖と小豆の汁粉をふるまったことで千吉は安子を稔と妻として許していた
    ●千吉は帰省した稔を神社に連れていき、稔の無事を祈願している安子と再会させる

    11月19日(金)
    安子(上白石萌音)と稔(松村北斗)は、結婚することになりました。
    「たちばな」を訪れて安子の姿を見た千吉(段田安則)は、安子こそ稔を支えてくれる相手だと確信し、進めていた銀行の頭取の娘との縁談を断って2人の結婚を許したのです。
    杵太郎(大和田伸也)の忌中のため、ごく簡素ではありましたが、祝言をあげることに。稔の出征まで2人が一緒に過ごせる時間は限られるなか、この上なく幸せな時間を過ごしていました。
    ●昭和18年(1943年)11月になる

    11月20日(土)
    「第3週 1942-1943」のおさらい

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