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大阪府摂津市で交際相手の3歳の長男に熱湯をかけて殺害したとして男が逮捕された事件で、母親などが事件前に男の虐待について複数回にわたり市に相談していたことがわかりました。
羽曳野市の無職・松原拓海容疑者(23)は、今年8月に摂津市のマンションの風呂場で、交際相手(23)の長男・新村桜利斗ちゃん(当時3)に熱湯をかけるなどして殺害した疑いがもたれています。
警察によりますと、松原容疑者と桜利斗ちゃんの母親が同居を始めた今年5月に、母親が「交際相手が息子の頬を叩きあざができた」などと摂津市へ相談していたことがわかりました。市の担当者らが家庭訪問して、松原容疑者に「手を出してはいけない」と伝えると「わかった」と応じたということです。
さらにその翌月の今年6月には、母親の知人も「桜利斗ちゃんが殺されるかもしれない」と市に伝えましたが、市は児童相談所と情報を共有するなどしていたものの一時保護などの措置はとられませんでした。
(大阪府摂津市の担当者)
「それまでの経過の中では適切に対応していたと認識しています。二度とこのような事件を発生させてはならないと考えています」
市などは今後、対応について検証することにしています。- 0
21/09/25 10:24:43