大変なときは無我夢中で育てたからついイライラしてしまうこともあった。
でもやっと寝かしつけて寝顔を見たときに思うことはいつも同じ。　

全身全霊で生きてるんだな。
全力で毎日を生きてるんだな。
私なんて生まれて数十年もこの世で生活しているけど
この子はまだたった1年しか経ってない…
そんな子に何を求めてるんだろう。
数十年生きてる私だってこんなにも未熟なんだ
もの、この子なんか当たり前だよ…
って。
そうするとなんだか急にものすごく愛おしくなってせっかく寝かしつけたのに、チュッチュ、ギューーーってしてしまう。
そして、　
いいんだ、これで。毎日全力で生きてるこの子を見守ろう。ずっとずっとこうやって愛そう。
可愛いな、可愛いよ大好きだ！
と実感する。

そうやって繰り返しきたから子育ての反省はあっても(自分の対応とか)、後悔はない。うん、全身全霊で愛してきたよ。

今は大学生と高校生になってしまって、もう
チュッチュもギューもできないけれど、見えない透明の手でギューとしている気持ちでずっとずっと見守ってます。