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- 21/09/18 18:12:16
映画ナタリー 9月17日
「君は永遠にそいつらより若い」の初日舞台挨拶が本日9月17日に東京・テアトル新宿で行われ、キャストの佐久間由衣、奈緒、小日向星一、監督を務めた吉野竜平が登壇した。
児童福祉職に就くことが決まっている卒業間近の大学生・堀貝佐世(ホリガイ)を主人公とした本作。彼女がなんとなく過ごす日常の中で暴力や児童虐待といった社会の闇に直面するさまが描かれる。佐久間がホリガイ、奈緒が痛ましい過去を持つ猪乃木楠子(イノギ)を演じた。
原作は津村記久子が第21回太宰治賞を受賞したデビュー小説。
佐久間は「この原作のこの役柄を演じるのは簡単なことではないという気持ちがあったけれど、挑戦したかった。特別ではない、どこにでもいるような女の子を演じられるのはうれしかった」と振り返る。
奈緒は「映画を観終わったときに『明日を生きてみよう!』と思った」と感想を吐露。ホリガイの友人・吉崎壮馬役の小日向は「原作も脚本も素晴らしく、キャストも素晴らしく監督も優しい。
映像の仕事でここまでのセリフをもらったのは初めてだったので、それもうれしかった」と語った。
吉野の計らいで撮影が始まる前にティータイムをともにしたという佐久間と奈緒。初共演の2人にとってこの時間が自然な関係を築くのに役立ったそう。佐久間は「そのお茶の時間を忘れず、撮影でも関係性を重ねていけたと思う。いざ振り返ると大変さや苦労も含めて、楽しく美しい時間だったと思う瞬間もある。そんな気持ちを演じるうえで大事にしました」としみじみ。奈緒も「イノギが半歩でもいいから希望を持てばいいと思って撮影に臨みました。ホリガイとの出会いで、彼女が半歩でもいいから前に進めたらと」と明かした。
舞台挨拶では佐久間と親交の深い石井杏奈と伊藤沙莉からサプライズコメントが読み上げられる場面も。
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