コロナの自覚症状なく…「重症の一歩手前」5歳の子が急変する事態

コロナの自覚症状なく…「重症の一歩手前」
2021/09/02 01:00日テレNEWS24

新型コロナウイルスの自宅療養者が、全国で１２万人に迫っています。都内では５歳の子供の容体が急変する事態も起きています。
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１日、ｚｅｒｏは、患者を自宅から病院へ搬送する民間救急の現場に同行しました。自宅療養中に症状が悪化した男性は、酸素飽和度が９１％のため酸素を投与しながら病院へ向かうことになりました。
スタッフ
「今状態が悪いので酸素を流しながら、病院に向かいますね。鼻にこちらのチューブ入れますね」
男性の妻と娘が、心配そうに見送りにきていました。２人もまたコロナに感染しているといいます。
スタッフ
「コロナワクチンは接種してます？」
患者（７０）
「してません」
民間救急の代表は─。
民間救急フィール・齊藤学代表
「（依頼が）今までにないくらいのスピードで増えています。時間が重なってしまうと、お断りをせざるを得ないときも」
子供の感染も増えています。子供を搬送するケースは─。
民間救急フィール・齊藤学代表
「下が０歳のお子さまから小学生・中学生もいらっしゃいまして、月でいえば当社だけで２０人くらいはいるかな」
一方、自宅療養の患者の往診を行う医師が、この日、訪ねたのは、がんで闘病中の６０代の女性です。
医師
「息苦しさどうですか？」
患者（６０代）
「息苦しさはそんなに別に感じない」
コロナの自覚症状はないと言いますが…。
医師
「ちょっと今の状態、酸素が８５パーセントしかないから、重症の一歩手前。早めに、きょうなんらかの治療をしないと、生命の保証ができない」
「自覚症状が強ければいいけど、コロナって強くないんですよ、人によってね。だから恐ろしいんです。自分がこんなに悪いという実感がないまま、気づいたら悪くなっているみたいな」
すぐに「酸素吸入」の処置をしました。
医師
「（酸素飽和度）あがれー。あー９１！よしよし、ひとまずよかった」
医師は、最近は国や都の要請で「患者を受け入れる医療機関が増えた」と話す一方で─。
ひなた在宅クリニック山王・田代和馬院長
「きのう５歳児が急変してね。酸素の点数も減ってきて、でも子供って元気なんですよ。だからすごく病態の把握も難しくて、コロナ診療の難しさを感じる。それこそ今（入院する）病院決まったって、連絡がきました」
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愛知県で開催された野外フェスは、ずさんな感染対策で批判が殺到しています。イベントの代表者らが先月３１日、県庁を訪れ釈明していたことがわかりました。
愛知県・大村知事
「お酒についても、県から強い要請あるとは認識していたが、半分買い取りだったので売らないと自分が損失をかぶるので、売らざるを得なかったと」
愛知県は、イベントに参加した県民が希望すれば、無料でＰＣＲ検査を実施するとしています。
こうした中、名古屋市は１日、河村たかし市長がコロナに感染したと発表しました。先月２９日に特別秘書の感染が確認されたため、河村市長は自宅待機していました。