• No.56 ナカバラ

    21/08/22 15:32:14

    子供たちを感染から守るために

    私が治療する子供の入院患者の状況を多くの人が知ったら、子供たちを守るためにもっと行動してくれるだろうか。子供が新型コロナウイルスに感染し、入院したある母親は、それを防ぐために何かできなかったのかと、考えていた。

    私は、新型コロナウイルスで入院した10代の子供に、ステロイド、レムデシビルの治療薬や酸素に加えて、精神的なサポートをしたこともある。家族も感染し、そのうちの数人が亡くなった悲しみに苦しんでいた。彼の人生はわずか数週間でひっくり返ってしまったのだ。

    パンデミックが始まってから、当病院では1万5000人以上の子供を新型コロナウイルス感染症と診断してきたが、その数は増加傾向にある。そのうち約10%が入院を必要とした。入院した子供たちの3分の1は、酸素吸入や人工呼吸器を装着するなど、重症治療を必要とした。

    退院後も、多くの子供たちは回復までに長い道のりを歩まなくてはならず、長期的なフォローアップの治療を必要とする。

    米国疾病管理予防センター(CDC)によると、全米で300人以上の子供たちが新型コロナウイルスでこれまでに死亡した。感染した子供のほとんどは完治するが、入院を要しない軽症を含め、最大10%の子供たちには数ヵ月間症状が出る。

    パンデミックの間、継続的な治療や処置のために来院する患者が減ったため、アメリカの小児病院に来る患者数は、例年に比べて非常に少なくなっていた。通常冬期の多忙化の原因となる、RSウイルス感染症やインフルエンザの感染も減ったため、新型コロナウイルスに感染した子供たちが入院しても容易に対応することができた。

    そのため、これまで全国の小児病院は大人の病院の支援に当たり、成人患者を受け入れて直接治療したり、機器を貸し出したりしてきた。

    一方、現在、乳幼児の急性疾患の原因となるRSウイルスなどの呼吸器系ウイルスへの感染患者が、夏期に急増するという異例の事態が、小児病院においても起きている。私たちの病院では、RSウイルスへの感染によって酸素吸入など呼吸器系のサポートを要する患者が、継続的に大勢発生している。そのため、パンデミック中の他の時期に比べても忙しい。

    それに加えて新型コロナウイルス患者が急増した場合、小児病院はどう対処するのか。病院のシステムやスタッフに負担がかかるのではと心配だ。

    さらに、小児科医としての私の懸念は、社会のコロナ疲れだ。人々は自粛や感染対策に疲れ、通常の生活に戻りたがっているが、12歳以下の子供は依然としてワクチン接種の対象外だ。12歳以上の子供や成人の中にも、ワクチンを接種していない人がたくさんいる。

    全年齢の子供たちを守るために家族ができる重要なステップは、12歳以上の家族全員がワクチンを接種することだ。防げたはずなのに、新型コロナウイルスに感染して入院した子供たちの世話をするのは心が痛む。

    パンデミック中に親として難しい決断を迫られる友人や家族、近所の人たちから、私はよく質問を受ける。どうやって子供たちの安全を守るのか。この1年半に私たちは経験と知見を得て、感染拡大を防ぐための、科学的根拠に基づいたツールや行動規範を作り上げた。

    学校を含む場でのマスク着用、他者と物理的な距離を取ること、検査、濃厚接触者の追跡、検疫、ワクチン接種などが有効だ。これらの重要な手段を放棄すれば、子供たちを危険な目に遭わせることになる。

コメント

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返信コメント

  • No.62 カシラ

    21/08/23 00:36:30

    >>56目が滑る文章と非常に読みにくい。途中読むの諦めたわ。

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