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- 21/08/22 03:27:11
「MIS-C」と川崎病との共通点
高知市のつちばし医学研究所で、コロナウイルスの遺伝子を解析・分析する武市牧子医師。
ヨーロッパのコロナ感染者の足の腫れを見て…
つちばし医学研究所・武市牧子医師:
これは足の末端が炎症を起こした状態で、かなりひどい。血管の炎症があることは、コロナの症状の一つとして認識されなければいけない
ーーこれがコロナの症状の一つ?
つちばし医学研究所・武市牧子医師:
そうです。血管炎がヒントになることもある
熱や咳を伴って、主に手足が赤く腫れる…こうした症状は欧米のコロナに感染した子どもに増えていて、2020年 多系統炎症性症候群「MIS-C」と名づけられた。
MIS-Cは、コロナウイルス感染症の合併症として主に子どもに現れる。
その症状の一つが主に手足のはれ。
日本川崎病学会・鮎沢衛副会長:
アメリカで川崎病に似たコロナウイルス患者の発生率は、1,000人に1人と言われている。日本ではおそらく10例前後、アジア人にはなぜか少ない。最近、実はアメリカでは大人でも似たような症状の方が出てきている。日本でもこれから出てくると思う
鮎沢医師によると、MIS-Cの症状が最近では大人にも出ることが世界で確認され始めていて、これはMIS-Aと呼ばれている。
日本でも、すでにMIS-Aの疑いがある患者が報告されているという。
しかし、これらの病名や症状は医療現場ではあまり知られていない。
高知県内のコロナ感染者・累計2,000人をみても、手足が赤くはれるなどの症例は報告されていない。
ただ、日本川崎病学会の鮎沢医師は「第5波で、これからMIS-CやMIS-Aの患者が出てくる恐れがある」と話している。
また、高知市の武市医師は「発熱や咳などに伴い、皮膚の腫れなどが出た場合、コロナの検査を受けることで感染の発見率が上がる。」と話している。
https://www.fnn.jp/articles/-/223253
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