都内のコロナ救急要請 病院見つからぬ例多発 ６割搬送せず

都内のコロナ救急要請 病院見つからぬ例多発 ６割搬送せず
8/19(木) 13:53配信　TBS


　自宅などで新型コロナの症状が悪化し救急搬送を要請した都内の患者のうち、およそ６割が受け入れ先の病院が見つからないなどの理由で搬送されていなかったことが分かりました。

　東京都では、新型コロナに感染し、体調が悪化したなどの理由で自宅などから救急搬送を要請したにもかかわらず、病院に搬送されなかったケースが今月２日から８日までの７日間だけで９５９件にのぼったことが、関係者への取材で分かりました。これは、全体のおよそ６割にあたります。

　この中には、病院が見つからなかったため本人が辞退するケースや保健所の判断でやむなく、自宅療養を継続することになったケースがあるということです。また、搬送された患者のうち救急車を呼んでから病院に到着するまでに５時間以上かかったケースは、５２件でした。

　東京都は、酸素投与が必要になった自宅療養者などを一時的に受け入れる「酸素ステーション」の設置などを急いでいます。（19日13:45）