ランプ
「あの時は本当に辛かったです」
不倫疑惑で厳しい批判を受け、7月8日に離婚を発表した元卓球選手の福原愛さん。7月26日には東京五輪・卓球の混合ダブルス決勝でコメンテーターとしてフジテレビに出演。久しぶりに公の場に姿を見せたが……。その数日後、福原さんは離婚後に初めてインタビュー取材を受けた。選ばれたのは中国メディア「看看新聞」だった。中国・台湾の事情に明るいライターの西谷格氏がレポートする。
中国側からネチネチと攻撃を受ける金メダリスト
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8月5日夜にインタビュー動画が公開されると、翌日には日本でも報じられた。インタビューはすべて中国語で行われ、混合ダブルスでの金メダルに対する評価や中国チームの実力の高さ、幼少期の母親の指導の厳しさなど多岐にわたった。
なかでも核心となったのは、取材者が「この1年間は思い通りにならないこともあったと思いますが、中国はずっと福原愛さんを応援してきました。それはどんな意味がありましたか?」などと問いかけた場面だろう。これについて福原愛さんは、涙ながらにこう語った。
「あの時は本当に辛かったです。でも、中国の方々はどんな時も、どんな私でも受け入れてくれた。大げさな言い方かもしれませんが、私が今日まで生きて来られたのは、中国のみなさんが応援してくれたお陰です。本当に感謝しています。みなさんが私にくれた愛情にどうお返しをしたら良いか、ずっと考えています」
この言葉に対し、インタビュアーは「お返しなんて要りません。福原愛さんが元気でいてくれれば、それで十分なんです」と言い、“相思相愛”ぶりを見せつけるかのようだった。
《みんなが愛ちゃんを応援する》理由
動画が中国のSNS「微博(ウェイボー)」にアップされると、中国ファンから歓喜のコメントが殺到。これまでに「1万コメント」、「1万9000リツイート」、「68万8000いいね!」と、ものすごい反響を呼んでいる。
コメントを見ていくと、中国社会に遍在する“台湾への嫌悪感”も背景にあるようだ。例えば以下の通りである。
《中国人が愛ちゃんを応援する理由は、単に好きというだけでなく、“あの男”の邪悪さに直感的に気づいているから。日本と台湾の男性中心社会のなかで巧みに世論を誘導し、多くの事実が埋もれてしまった。表面的に立派でも、実は邪悪な男っているよね》
“あの男”とは、言うまでもなく福原さんの前夫である台湾の卓球選手・江宏傑さんを指している。
福原さんが中国で人気があるのは、卓球界で中国は圧倒的に強い存在であり、日本人である福原愛さんは中国に教えを請い、挑戦する立場だったからという見方もある。実際、中国人からもこういう書き込みがあった。
《みんなが愛ちゃんを応援するのは、愛ちゃんが中国の選手に勝ったことがないからでは。中国に勝ったら、愛ちゃんだって日本鬼子(※日本人への蔑称)だよ》
だが、すぐに反論が書き込まれた。
《愛ちゃんが中国の選手に勝ったとしても、嫌いになることはないよ。四川大地震のときに涙を流してくれたのを、今でも覚えている。本当に思いやりのある人だ。伊藤美誠は違う。あいつは裏表のある人間だ》
北京五輪で中国メディアに出演?
混合ダブルスで宿敵・中国を倒して金メダルを獲得した後、中国のネット上では、伊藤美誠、水谷隼の両選手が試合中にインチキをしていたと主張するショート動画が出回った。一方、中国人の自分たちよりあくまでも“下位”に位置していた福原愛さんは、安心して歓迎できる存在だったのではないだろうか。実際、こんな類のコメントで溢れていた。
《中国人にとって愛ちゃんは娘と同じ。嫁ぎ先でいじめられて、故郷から助けてもらえず冷たくされているとは、ぞっとする》
《これまでの信用の蓄積だよね。過去の一挙手一投足が、投資と同じように今返ってきている。愛ちゃんを好きだという思いは、一朝一夕には崩れない》
《愛ちゃんは中国人にとって身内みたいなものだし、彼女もその気持ちに応えてくれている。肉親ではないが肉親にも勝るというものだ。親不孝の台湾野郎と比べたら、愛ちゃんを信じるに決まっている》
コメント欄は、“愛ちゃん礼賛”一色と言っていい。
《中国に移住しなよ。俺は抗日分子だが、愛ちゃんのことは受け入れる》
《こっちで彼氏を見つけたら良いよ。今の愛ちゃんは、昔よりさらに可愛くなった》
《中国大陸で愛する人を見つけなよ。死ぬまで幸福でいられるよ! 》
《愛ちゃんは中国人が一番好きな日本人》
《愛ちゃんはもう中国人だよ》
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No.11 シンシン
21/08/10 12:27:43
「中国側からネチネチと攻撃を受ける金メダリスト」
伊藤美誠を叩く為にチャイナから利用されてる福原
返信
No.49 リブキャップ
21/08/10 13:57:19
>>46
オリンピックでも台湾からの印象はかなりいいのに溝を作るような言動はやめて欲しいよね
https://www.jiji.com/sp/article?k=2021080500838&g=int
台湾で異例の盛り上がり 史上最多メダル、呼称問題も話題―東京五輪
【台北時事】台湾で東京五輪が盛り上がりをみせている。NHKが7月23日の開会の中継で、入場行進する台湾選手団を「チャイニーズ・タイペイ(中華台北)」ではなく、「台湾」と呼称したことが話題になったほか、台湾代表選手の活躍が大きい。台湾のインターネット交流サイト(SNS)には今、五輪関連の投稿があふれている。
台湾は今回、4日時点で金2個を含む計11個のメダルを獲得し、史上最多記録を更新した。蔡英文総統は連日のようにSNSを更新。台湾に順次戻ってくる選手に向けて「五輪の英雄、お帰りなさい」とねぎらいの言葉を掛けている。
4日には、中国チームを破り、金メダルに輝いたバドミントン男子ダブルスの李洋、王斉麟両選手、銀メダルを獲得した同女子シングルスの戴資穎選手らが「凱旋(がいせん)帰国」。空港には大勢のメディアやファンが集まった。軍は主力戦闘機「ミラージュ」を派遣し、選手らを乗せた航空機に随伴飛行させ、帰還を歓迎した。
一方、テレビ局は、開会式の中継で「台湾です」と紹介したNHKアナウンサーの声を、今も繰り返し放送。SNSでは「日本がわれわれに本来の名前を返してくれた」などと好意的な声が上がった。「一つの中国」原則を主張する中国側は、不快感を示しているが、台湾では日本語の「台湾です」がちょっとした流行語になっている。
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