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■アラバマ州は国内でワクチン接種者の割合が最低
メディアの取材で心情を吐露したコビア医師は、患者に対して偏見を持たないようにしてはいるが、最近は「なぜ、ワクチンを受けなかったのか」と尋ねてしまうこともあると語った。
《重篤な患者のほとんどは、最期にはワクチン接種をしておけばよかったと泣きます。そして、彼らは私に「コロナはデマだと思った」「コロナはただのインフルエンザだと思った」「コロナによるパンデミックは政治的なものかと思った」と話すのです。
また、ワクチンを接種するのを拒んでいる人は、専門家や医師に相談せず、他の情報をもとに判断している人がとても多いこともわかりました。
彼らは一様にこう言います。「この人がこう言ってたから」「SNS、Youtubeで見たから」「ワクチンは危ないというメールが届いたから」
でも、彼らは自分が感染して初めてそれらが間違っていたことを知り、最後にワクチン接種を望むのですが、それはもう手遅れなのです。
ワクチン接種をしなかった人が死ぬのを見るのは、私のような医師や医療スタッフにとって、本当に辛いことです。》
アラバマ州では、ワクチン接種を終えた人の割合は国内で最も低く、州人口のわずか33.7%だ。
コビア医師が投稿を通して伝えたいことは、ワクチン接種をまだ受けていない人に対しての、医師としてのアドバイスだ。
《接種を躊躇している人たちは、まずかかりつけの医師に相談してください。いないようならWHOやCDCなど公式に発表されている情報に必ず触れてください。ワクチンを受けるメリットとデメリットを正しく比較判断してください。死の間際でワクチン接種を望んでももう遅いのです。》
なお、アメリカ疾病管理予防センター(CDC)によると、全国でコロナ感染による死亡の少なくとも99%と入院患者の97%は、ワクチン接種を受けていない人たちだということだ。
日本の場合だと、厚生労働省のホームページ、首相官邸(新型コロナワクチン情報)Twitter、専門家らが正確な情報を伝えるために立ちあげた「こびナビ」やなどを一度きちんと見ておくとよいだろう。
新型コロナウイルスの情報は常にアップデートされているので、情報の鮮度も大事だ。新型コロナウイルス感染症は当初、呼吸器疾患と理解されていたが、現在では、全身に影響を及ぼすことがわかっている。
若者は感染しても高齢者に比べれば死亡率は低いものの、デルタ株の登場で死亡率も上昇している。そして一番懸念されているのが後遺症だ。回復後、およそ10~30%の人が、その後長く苦しい後遺症に悩まされることも複数の研究で明らかになっている。
https://karapaia.com/archives/52304299.html- 0
21/07/26 20:50:51