- なんでも
- シャトーブリアン
- 21/07/22 22:30:03
ワクチンは、犯人を少しだけ体の中に入れてあげて、警察(体の中の免疫)に犯人の顔を覚えさせます。
●生ワクチン
元気な犯人を少しだけ体の中に入れると、警察が負けてしまうこともあります。
これが「生ワクチン」です。
簡単に言うと、生きている犯人を体の中に入れる、というイメージです。
そう聞くと不安になってしまいそうですが
生ワクチンは現在でも麻疹(はしか)や水疱瘡(みずぼうそう)などで使われています。
もちろん安全に使用できるように悪さをしないように処理されていますのでご安心ください。
● 不活化ワクチン
犯人の顔だけ、いわば死体(ウイルスの断片)を体の中に入れたら安全だし警察に顔も覚えてもらえる
ということで毎年接種する季節性インフルエンザワクチンに利用されています。
弱点は安全である分、効果が若干弱めであることです。
犯人の顔だけを入れるイメージなので、警察も覚えにくいようです。
● mRNAワクチン
犯人の設計図を体の中に入れて、体の中で犯人の顔を作成して警察に覚えさせる
いままでの生ワクチン、不活化ワクチンというのは
「犯人(ウイルス)そのもの、あるいは犯人の顔のみ」を体の中に入れて、警察(免疫)に覚えさせていました。
「mRNA」というのは、犯人の設計図が載っている情報です。
これを体の中に入れます。
設計図をもとに、体の中で犯人を作りあげるのです。
犯人の顔を警察に顔を覚えさせることができます。
体内でウイルスのたんぱく質が作られて免疫機能が働き、抗体が作られる。壊れやすいmRNAは、脂質の膜で包まれている。
今まではmRNAは極めて壊れやすいから使えない。これを今回は克服した。
以下はファイザー社の資料からの引用です。
「mRNAワクチンでは、ウイルスのたんぱく質を作る基になる情報の一部を注射します。
人の体の中で、この情報を基に、ウイルスのたんぱく質の一部が作られ、それに対する抗体などができることで、ウイルスに対する免疫ができます。」
出来たタンパク質は消えてなくなります。
妊婦でも安心して接種できる
ファイザー社のワクチンについては、妊婦への臨床試験結果がすでに公開されています。
ワクチンを打った妊婦、ワクチンを打っていない妊婦を比較したところ、妊娠に伴う様々な合併症が起こる割合に差はなかったと判明しているのです。
つまり、ワクチンによって妊娠合併症が著しく増加したり、流産したりするということは、少なくとも無いと言えます
一方、妊婦が新型コロナウイルスに感染してCOVID-19を発症してしまった場合は、妊娠していない方よりも、重症化するリスク、亡くなるリスク、流産などしてしまうリスクが高くなることがわかっています。そのため、妊婦がワクチンを打つメリットは大きいと言えます。
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