若年性認知症の男性、妻のことを完全に忘れてしまった後、2度目のプロポーズ

匿名

サガリ

21/06/20 19:32:06

 コネチカット州に住むピーター・マーシャルさん(56歳)は、数年前に若年性アルツハイマー(認知症)と診断された。

 ピーターさんは、12年間連れ添っている妻のリサさんのことを「妻」だと認識できなくなり、2人が結婚した記憶も失ってしまったという。

 多くの記憶が失われていくピーターさんは、日々その現実と闘っているが、そんな夫をずっと支えてきたのがリサさんだった。

 ピーターさんは、いつも自分を支えてくれるリサさんが大好きだった。

 彼女が妻であるという事実を忘れてしまっても、ピーターさんはどれだけ自分がリサさんを愛しているかという気持ちだけは、決して忘れなかったのだ。

 そんなある日、テレビで誰かの結婚式の様子が映し出されていたのを見ていたピーターさんは、リサさんに「僕たちも、是非やろう」と言ってきたという。

 当時のことを回顧したリサさんは、このように話している。

私は、「やるって何を?」と聞き返したら、夫は新郎新婦が映ったテレビを指差して「結婚式だよ」と言ったんです。

「あなた、私と結婚式をしたいの?」と聞くと、彼は大きな笑みを浮かべて「うん」と答えました。彼は、私が彼の妻であることを忘れてしまっているのです。

 リサさんは、夫が自分と結婚した事実を忘れていることに悲しむよりも、ポジティブに受け止めた。

 そして、このことを聞いたリサさんの娘は、偶然にも結婚式やイベントのプランナーを務めていることもあり、コネクションを使って素早く手配し、母の2度目の結婚式を叶える手伝いをしてくれたという。

ピーターさんとリサさんの2度目の結婚式は、数か月前に行われ、2人は、この日素晴らしい記念となる1日を過ごした。

 現在、ピーターさんは病が急速に進行していて、2度目の結婚式を挙げたことを覚えていないそうだ。

 それでも、あの特別な日は確かに存在した。リサさんは、後のメディア取材で涙ぐみながらこのように語っている。

あの日は、私たちにとって完璧な1日でした。私は、世界で最も幸運な女性です。だって、愛する人と2回も結婚できたんですもの。

とても最高で、まるで魔法のようなロマンチックな1日でした。

ピーターが、あんなに笑顔を浮かべて嬉しそうにしていた姿を、もうずいぶん長い間見ていなかった気がします。

彼も、とっても幸せそうでした。

あの日、夫は耳元で「僕と一緒にいてくれてありがとう」って囁いてくれて…とても感動しました。

夫が、私の名前を思い出さなくなっても、私は平気です。私たちは、心と心がしっかりと繋がっているから、それでいいんです。

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