• No.1 宇喜多秀家

    21/03/22 19:16:25

    裁判で明らかになったのは水元被告の石沢さんに対する強い執着心や独占欲だった。

    水元被告は石沢さんから交際を解消する旨と「他に好きな人ができた」という連絡をきっかけに石沢さんに対する異常な行動をエスカレートさせていく。

    水元被告は石沢さんの首を絞めたりするだけでなく、「殺す」などと書いた手紙を石沢さんに見せたりもしていた。

    またインターネットで「愛した人 殺したい」、「約束守らない 殺す」などという言葉で検索もしていた。
    石沢さんの父親「極刑にしてほしい」

    裁判には石沢さんの父親が出廷し、水元被告に対する強い怒りと、もっと早く警察に相談していれば良かったと後悔の念が絶えないことを明らかにした。

    そして、「里美はまだ23歳でこれから結婚して子供も産んで明るい未来が待っていた。水元被告は無期懲役では足りない。極刑にして欲しい。あの世で里美に謝って欲しい」とその気持ちを涙ながらに語った。

    裁判には水元被告の母親も出廷した。

    母親は被害者の石沢さんとその家族に対して「本当に申し訳なく思っています」と謝罪の言葉を述べた上で、「バカな息子ですが見捨てることができないので来ました」と話した。

    弁護側から「これまで水元被告にDVの様子はあったか?」と問われるとは、「物に手をあげることはあっても人に手を出すことはなかった」と話し、母親として今の気持ちを聞かれると、「(水元被告は)バカ野郎です。バカなことをしたと思います。取り返しのつかないことをした」と語り、そして「バカな息子ですけど、息子ですので反省をしながら生きて欲しいと思います」と証言した。
    「愛情を持って接していたのか今一度振り返って欲しい」

    さいたま地裁は水元被告に「強い殺意に基づく残忍かつ一方的な犯行で若い被害者の未来を突如奪った結果は重い」と指摘し懲役17年の判決を言い渡した。

    そして判決後、水元被告に対して、「石沢さんに本当に愛情を持って接していたのか、今一度振り返って欲しい」と述べた。

    水元被告の弁護側によると、水元被告はどんな判決でも受け入れるとして控訴はしない方針だという。

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