- なんでも
- 今川氏真
- 21/03/05 19:39:33
危険物を取り扱うガソリンスタンドを建設するためには、消防法による厳しい建築基準をクリアしなければなりません。したがって、一般の建物より耐震性・耐火性に優れた構造となっています。
基本構造は、石油製品のタンクが地下に埋められており、地盤は厚いコンクリートに覆われています。ですから、地表で火災が発生した場合でも、燃え移ることはありません。
こういった安全性が注目されたのは、阪神淡路大震災の後。周辺家屋が焼失倒壊しているなか、ガソリンスタンドは壁など一部破損が見られたものの、倒壊や火災の被害報告はありませんでした。
○自家発電・太陽光発電を設置(停電した場合でも給油機能を維持し、警察・消防等の緊急自動車を優先的に給油する)
○貯水設備・井戸設備の設置(断水した場合、周辺住民へ生活用水を供給する)
○場所の提供(被災した住民への支援物資を提供・保管する場として用地や施設、トイレ等を開放する)
○情報の発信(周辺住民と警察・消防など関係機関の間に立ち、連絡を密に取り合い、安否情報・被害情報・道路情報の発信地となる)
ガソリンスタンドの災害に強い設計にくわえて、災害対応型給油所はライフラインがストップしても給油ができる機能や、被災者への救援体制が備っているというのが特徴なので、とても心強い存在なのです。
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