- なんでも
- 平野長泰
- 21/02/20 16:05:53
文春オンライン配信
人気ジャニーズの相葉雅紀さん司会「I LOVE みんなのどうぶつ園」(日本テレビ系)で1月23日されたある場面が批判されている。
今回の目玉は世界最小級の野生ネコであるスナネコ。アフリカや中東の砂漠などに生息し、世界で120匹ほどしか飼育されていないスナネコの繁殖に、ノアは成功したという触れ込みだ。
この希少なネコを腕や肩にのせて抱く相葉に、「かわいい」とすりすりするこの日ゲストのKAT-TUNの亀梨。
ところが――。放送後、ペットのようにスナネコの背中を何度もなでなでしていじりまわす、つまり嬲(なぶ)る姿に、視聴者からSNSで「動物愛がない」「なぜ飼いたいと思わせる映像を流すのか」などの抗議が相次ぎ、炎上したのだ。
なぜなのか。スナネコを飼育・展示する「神戸どうぶつ王国」と「那須どうぶつ王国」の園長を務める佐藤哲也氏が解説する。
「法律上、スナネコはきちんとした手続きをすれば輸入や販売できる種類ですが、牙や爪もするどく、1歳を超えると本能に基づいて野生戻りをすることもあり、ペットには向いていません。動物園では野生動物のための環境や医療ほか福祉に基づいた管理、種の保存を行っていますが、一般の家庭ではそれができないという問題点もあります」
神戸どうぶつ王国はこの番組の撮影にこれまで何度も協力し、今後放送予定のスナネコのロケも収録済みだった。
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