• No.1 足軽(長柄)

    20/12/15 17:20:06

    ◆傍聴席の倍率

    裁判所によりますと16の傍聴席に対し435人が傍聴を希望したということで、倍率はおよそ27倍でした。

    ◆被害者の父親「死刑判決は妥当な判断」

    福島市の当時17歳の高校3年の女子生徒の父親は、判決の言い渡しを伝えるテレビのニュースを自宅で静かに見守りました。

    そして、死刑が言い渡されたことを伝えるニュース速報が流れても表情を変えることはありませんでした。

    父親は「個人的には被告の望むように死刑になるのではなく、生きて罪を償ってほしいと思っていたが、死刑判決は妥当な判断だと思う。被告は法で守られているから何もできないが、敵討ちをしたいと思うこともある。遺族は何もすることができず、この怒りをどこにぶつけていいのかわからない」と話しました。

    ◆東京地検「妥当な判決が得られた」

    判決について、東京地方検察庁は「事実認定および量刑のいずれにおいても当方の主張が認められたもので、妥当な判決が得られたと考えている」とするコメントを出しました。

    ◆女性支援NPO代表「被害者も加害者も生まない仕組み作り必要」

    生きづらさを抱える若い女性を支援する立場から今回の裁判に注目し、判決を前に被告に接見したNPO法人の代表は、苦しむ女性たちの背景を想像して支えるとともに、加害者を生まない仕組み作りも必要だと指摘しています。

    東京 渋谷区のNPO法人「BONDプロジェクト」代表の橘ジュンさんは、事件を受け10代や20代の女性たちからのLINEなどでの相談対応やネットパトロールを強化してきました。

    しかし、今も「死にたい」などとつぶやく女性が後を絶たず、誘い込もうとする男性もいなくならないことから、被害を防ぐすべを探ろうと裁判に注目し、判決を前にした12月11日には白石被告と拘置所で接見しました。

    白石被告は「悩みを抱え込む女性につけ込む男がいるという流れはなくならない」と語ったということで、橘さんが「被害を防ぐにはどうしたらいいと思うか」と問うと、白石被告は「女性たちは『さみしい』と思った瞬間に話をしたいので、いつでも相談できる体制やつぶやきがあった時点でやり取りを止める対策などを取るしかない」と答えたということです。

    一方で、橘さんが「あなた自身が悩みを相談することは考えなかったのか」と聞くと、驚いた様子で真顔になり「『お金がない』って?それは思わなかったな」と頭を抱えたということで、自身の根本的な問題を解決する発想の乏しさを感じたといいます。

    接見や裁判を通じて、橘さんは「被告はネット上ではなりたい人格になっていたようだが、実生活では孤独で悩みを相談できる場所が必要だったのではないか。加害者を生まない視点の重要性にも気付かされたので、その仕組みを作って行きたいし社会全体で一緒に考えてもらいたい」と話しています。

    そのうえで「被害にあった女性たちは、死にたくて被告に会いに行ったのではなく、話を聞いてもらえると思ったのだと思う。二度と事件を起こさないために女性たちが『死にたい』とつぶやく背景をもっと想像し、死にたいと思うぐらい悩んでいるんだねと寄り添って話を聞いたり相談先を伝えたりすることが必要なのだと、多くの人に考えてもらいたい」と話していました。

    ◆海外メディアも速報

    イギリスの公共放送BBCやアメリカの有力紙、ワシントン・ポストなどは速報で死刑が言い渡されたことを伝えました。

    このうちBBCは「『ツイッターキラー』に死刑判決が言い渡された」としたうえで「被害者に対し、自殺を手助けすると伝え誘い出した」などと事件の詳しい経緯を伝えています。

    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201215/k10012765151000.html

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