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- 足軽(長柄)
- 20/12/15 17:19:43
座間9人殺害事件 白石被告に死刑判決
2020年12月15日 17時13分
神奈川県座間市のアパートで若い女性など9人の遺体が見つかった事件で、強盗殺人などの罪に問われた白石隆浩被告に対し、東京地方裁判所立川支部は検察の求刑どおり死刑を言い渡しました。
2017年10月、神奈川県座間市のアパートで、男女9人の遺体が見つかった事件では、白石隆浩被告(30)がSNSで誘い出して性的暴行をしたうえ殺害し、現金を奪ったなどとして強盗殺人などの罪に問われました。
東京地方裁判所立川支部で、ことし9月から23回にわたって開かれた裁判員裁判では、被害者が殺害されることを承諾していたかどうかが主な争点となり、検察が「いずれの被害者も抵抗するなど殺害を承諾していなかった」として死刑を求刑したのに対し、被告の弁護士は「被害者たちはみずから死を望み被告に会いに行ったもので、殺害を承諾していた」として死刑を回避するよう求めていました。
一方、被告は裁判で「金銭や乱暴目的で9人を殺害した。承諾はなかった」などと述べました。
判決の言い渡しは午後2時ごろから始まり、東京地方裁判所立川支部の矢野直邦裁判長は冒頭で結論にあたる主文を述べず、判決の理由を先に読み上げました。
そして「いずれの被害者も殺害されることを承諾していなかった。被告には完全責任能力があると認定した」などと指摘しました。
そのうえで「被害者らがSNS上に自殺願望を表明するなどしていた若者だったこともあり、SNSの利用が当たり前となっている社会に大きな衝撃や不安感を与えた。9人の若く尊い命が奪われた被害結果は極めて重大だ。被害者は死者としての尊厳を踏みにじられた」と指摘し検察の求刑どおり死刑を言い渡しました。
死刑を言い渡されたとき被告は証言台の前に立ってじっと聞いていました。
そして裁判長が「聞こえましたか」と尋ねると被告は「はい、わかりました」と述べていました。
>>1に続く
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