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第17週
「うちの守りたかった家庭劇」
3月29日(月)
昭和16年の暮れに始まったアメリカとの戦争は、初めは大勝利で沸くも戦況は大きく変わっていた。
昭和19年1月、鶴亀家庭劇は相変わらず愛国ものの芝居を続けていたが、客の不入りが続いていた。
一方、福富楽器店は、敵国の音楽であるジャズのレコードの販売が禁止され、店内は軍歌一色となり、様変わりしていた。
そんなある日、千代(杉咲花)と一平(成田凌)の家に幼なじみの福助(井上拓哉)があるものを持って訪ねてくる。
●福助がお菓子を持ってきた。出征するのでみつえと一福を戻ってくるまで頼むとお願いした
3月30日(火)
赤紙が来て、招集されることになった福助(井上拓哉)から、妻のみつえ(東野絢香)と息子の一福のことを託された千代(杉咲花)と一平(成田凌)。
千代は、福助が出征する前に、トランペットで大好きなジャズの曲を思う存分演奏させてあげたいと考える。
しかし一平(成田凌)は、このご時世にそんなことをすれば問題になり、鶴亀家庭劇の興行にも影響しかねないと心配する。出征壮行会の当日、千代は福助をある場所に連れ出す…
●福助をえびす座でトランペットを吹かせてあげた。途中で警官が来るが、千代が機転を利かせてその場を凌いで福助はトランペットを堪能した
3月31日(水)
昭和19年2月、福助(井上拓哉)の出征の日がやってきた。
妻のみつえ(東野絢香)と息子の一福、両親、そして幼なじみの一平(成田凌)と千代(杉咲花)に見送られながら、福助は前に向かって歩きだすのだった。
その数日後、芝居茶屋「岡安」にとっても、特別な日がやってくる。道頓堀60年の歴史に幕をおろす日である。女将の岡田シズ(篠原涼子)と宗助(名倉潤)は、岡安を支えたお茶子たちに労いの言葉をかけるのだった。
●えびす座も鶴亀座も閉鎖され家庭劇は小さな芝居小屋を転々としながら公演を続けた
●空襲で他のメンバーとはぐれた千代と一平は防空壕で漫才師の花車(塚地武雅)と遭遇し、花車から牛の花子と勘違いされた(?)千代は彼と即興で漫才をした
4月1日(木)
劇団の百久利までもが招集され、出征していく。
意気消沈しかけるも、気丈に振る舞い、芝居を続けようと引っ張る千代(杉咲花)。その矢先、座長の一平(成田凌)が鶴亀家庭劇の解散を宣言する。
戦況悪化で採算がとれない鶴亀株式会社の大山社長の経営判断でもあった。納得できないながらも、それぞれに事情を抱える劇団員たちは、渋々飲み込んでいく。しかし千代は、また一つ大切なものを失う現実を受け入れられないのだった…
●家庭劇を諦めきれない千代は、あとから来た寛治と手違い噺の練習を始めて結局メンバーが集結した
4月2日(金)
出征した夫・福助のトランペットを婦人会から守り抜いたみつえ(東野絢香)。芝居茶屋・岡安を再興させ、お茶子たちを呼び寄せたいと願うシズ(篠原涼子)。それぞれの、大切なものを守りたいという意地に触れた千代は、自分一人でも家庭劇を続けることを一平(成田凌)に宣言する。突き放されても、千代は今までの稽古場を自分で間借りすることに決め、「鶴亀家庭劇」の掛け軸も勝手に書きかえてしまう。それをある人に見られて…
●芝居小屋を探していた一平は京都の芝居小屋を1日押さえる事ができたとメンバーに告げる
●昭和20年3月14日。京都で公演をした前日に大阪で大空襲があり道頓堀もやられたことを寛治から聞いて千代はシズたちを心配する
4月3日(土)
土曜日の「今週のおちょやん」では、ドラマにも登場する黒衣(桂吉弥)の案内で、第17週目の泣き笑いハイライトをイッキ見する。- 0
21/03/28 14:37:39