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山城守
2020年10月26日、立憲民主党の内山晃元衆院議員は岡山県庁で記者会見し、離党届を提出したと明らかにしました。会見では引き続き同区からの出馬を目指す考えを示しました(https://www.jiji.com/jc/article?k=2020102600624&g=pol)。
内山晃君といえば左に掲げる事件が大変印象的です。
同君は平成19年5月25日の厚生労働委員会における日本年金機構法案及び国民年金事業改善法案の採決の際、委員長席に詰め寄り、他の議員とともに委員長の顔の前に手を出し、発言を阻止しようとするなど議事の妨害行為を行い、同30日には厚生労働委員会における年金時効特例法案の採決の際、前回のときよりもさらに激しく、いち早く委員長席に詰め寄り、まず、委員長が座っているいすを外し、委員長を羽交い締めにして引きずりおろしました。(https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=116605254X04120070608¤t=2 第166回国会 衆議院 本会議 第41号 平成19年6月8日 003 鴨下一郎)
このような暴力行為が許されないのは民主国家では当然のことでありますが、それより許し難いのは同君の一身上の弁明であります。
同君は言うにことかいて「もし、国民に不利益になると判断される事態になれば、それこそ体を張ってでも阻止しなければならないと考えます。
歴史を顧みれば、昭和十一年、二・二六事件直後に、いわゆる粛軍演説を敢行した斎藤隆夫衆議院議員は、昭和十五年には再び反軍演説を行い、衆議院議員を除名されました。そして、昭和十七年には、いわゆる翼賛選挙が行われ、衆議院の八割以上を大政翼賛会推薦の議員が占める結果となりました。その後の我が国がどのような道を歩んだか、今さら言うまでもないことでしょう。」(同005 内山晃)等と言っています。斎藤隆夫君は軍部の暴走に言論を以て抗したのであり、内山晃君の右の如き暴力行為と比べるべくもありません。また、右の如き暴力を以て自己の主張を遂げんとするに至っては、昭和の軍部の遣り方と一体何が違おうか。内山晃君の暴力行為及びその一身上の弁明は民主主義を守るべき国会議員にあるまじき言語道断の蛮行であります。
このような人間を国会に送ってはならぬと強く断言いたします。
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