結城秀康
台風19号が11月1日(日)、「猛烈」な勢力でフィリピンに上陸し、壊滅的な被害をもたらしました。少なくとも17人が死亡し、直撃を受けたビラックという町では9割の家屋が損壊したと報告されています。
米軍合同台風警報センター(JTWC)の解析では、19号は世界の観測史上最強の勢力での上陸となったようです。記録の残る、どんなハリケーンやサイクロンよりも強い勢力で陸地を直撃したことになります。
上陸時の最大風速(1分平均)は87m/sで、これまで世界最強とされてきた2013年30号と、2016年14号を上回ったと、Yale Climate Connectionは伝えています。
しかし日本の気象庁は、JTWCとは大きく異なる解析をしていました。一体どれだけ違ったのでしょう。
【中心気圧】
まず上陸時の19号の中心気圧に関して、JTWCは884hPa、一方気象庁は905hPaと発表しました。一般に気圧が低いほど風が強く、勢力が強くなります。905hPaでもとんでもなく強い勢力ですが、それよりもさらに21hPaも気圧が低いというのは、とても大きな差と言えます。
【最大風速】
さらに最大風速に関しては、JTWCは87m/s(1分平均)、気象庁は60m/s(10分平均)と解析していました。
風速の基準の時間が異なるので、そのままでは比較できません。そこで気象庁の数値も1分平均に計算し直してみると、68m/sとなります。
つまり、同じ1分平均に直しても差は19m/sと、2つの解析には大きな隔たりがあることが分かります。
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