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織田信長
【菅首相】会見から徹底逃亡…“閉鎖型インタビュー”の異常
日本学術会議の任命問題で、猛批判にさらされている菅首相。先週末、番記者と開催した「パンケーキ懇談会」に続き、5日はメディアを代表3社に絞った異例の“閉鎖型インタビュー”を行った。記者が自由に質問する記者会見からは徹底的に逃げるつもりらしい。
◇ ◇ ◇
官邸は5日午前、突然、内閣記者会(官邸記者クラブ)所属のメディアに「菅総理大臣へのグループインタビュー」を同日夕に開催すると通知。記者クラブに常駐する大手19社は優先的に出席が認められ、常駐以外に割り当てられた10席は、日刊ゲンダイを含む複数社による抽選となった。日刊ゲンダイはあみだくじによる抽選に外れたが、この「グループインタビュー」の中身がヒドかった。インタビューとは名ばかり、別室で音声を聞かされただけだった。
官邸報道室によると、実際にインタビューしたのは読売、日経、北海道新聞の3社だけ。29社の記者たちは、官邸で行われたインタビューの音声を、別の会見室で聞くことしかできなかった。しかも、インタビュー時間はたったの30分間。写真撮影を許可されたのもインタビューした3社のみ。動画撮影はクラブ加盟の2社だけに許された。前代未聞、極めて閉鎖的なインタビューだったのだ。
会見室に入ったフリーランスライターの畠山理仁氏が、現場の様子をこう話す。
「私たちが入れられた会見室では、ただただ質疑応答の音声が流されるだけでした。着席した記者は皆、ひたすら黙ってメモを取り、録音するのみ。菅首相は口ごもることなく計15問の質問に回答。予定時間より2分短い28分程度でインタビューは終了しました。流された音声を聞いている限りでは、菅首相は事前に用意された想定問答を読み上げているような印象を受けました。北海道新聞の記者が学術会議の問題について、2度にわたって質問していましたが、菅首相は判で押したような回答を繰り返していました」
官邸報道室は次の会見予定「分からない」
インタビューでは、菅首相は学術会議の問題について「年間10億円の予算を使って活動している」「会員の立場は公務員」などと強調し、任命拒否を正当化。拒否の理由自体を説明することはなかった。
しかし、3社しか質問できず、多くの記者は音声しか聞けないのは、どう考えても異常だ。なぜ、通常の記者会見を開かないのか。堂々と全記者から質問を受ければいいではないか。官邸報道室に、今後の会見予定について聞いたが、「分からない」と話すだけだった。立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)は言う。
「今回のような対応は過去に聞いたことがありません。安倍政権ですらそのようなことはしなかった。こんな異常な対応をするのは、会見で多くの記者と対峙できないからでしょう。総裁選で明らかになりましたが、菅首相は淡々と原稿を読むタイプ。質問を畳みかけられて、言質を取られることを恐れているに違いありません。そもそも、日本学術会議の推薦者を内閣は拒否できないというのが、過去の国会答弁で明らかになっている。拒否した理由を説明できないから、会見も開けないというわけです」
メディアはオフレコ懇談会やグループインタビューに応じている場合じゃない。一致団結して記者会見を求めるべきだ。
日刊ゲンダイ
20/10/06 13:30
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/279602/
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No.1 主 織田信長
20/10/06 18:07:32
【学術会議】「任命拒否、学問の自由に違反」 菅首相出身・法政大総長が声明。
日本学術会議の会員が任命されなかった問題で、法政大の田中優子総長は5日、「任命拒否は憲法が保障する学問の自由に違反する極めて大きな問題」とする「総長メッセージ」を発表した。
田中総長は「『学会から推薦いただいたものは拒否しない』との国会答弁を一方的にほごにするもので、説明責任を果たしていない」と指摘。「研究内容によって学問の自由を侵害する公正を欠く行為があったとしたら断じて許してはならない」と述べている。
また是枝裕和、青山真治、白石和彌、塚本晋也、森達也各氏ら映画監督、脚本家ら「映画人有志」22人も5日、抗議声明を発表。「問題は学問の自由の侵害にとどまらず、表現の自由、言論の自由への明確な挑戦」と指摘し「今回の任命除外を放置するなら、政権による表現や言論への介入はさらに露骨になることは明らか。もちろん映画も例外ではない」と述べた。
教育史学会、日本社会学会、日本映像学会、社会政策学会、日本社会福祉学会、社会事業史学会、歴史学研究会、日本科学者会議、日本パグウォッシュ会議などの研究者団体、全国の大学の教職員組合なども抗議声明を発表した。歴史学者らが「菅首相に日本学術会議会員任命拒否の撤回を求めます」と題して3日に始めた署名運動は、賛同署名が10万人を超えた。(編集委員・北野隆一)
2020年10月6日 1時46分 朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASNB605KFNB5UTIL04H.html
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