- なんでも
- ザビエル
- 20/09/28 13:12:11
「保護者や生徒はこの話題で大騒ぎです。この春に入学した高校1年生の生徒が、本人が入試を受けていない“替え玉受験”だったことがバレて退学になったというんです。ママ友LINEでは色んな情報が飛び交い、話を聞けば聞くほど“なんでそんなことになったの?”という疑問が次から次へと湧いてくるんです」
そう話すのは私立開成高校に息子を通わせる保護者だ。
東京・荒川区にある開成高校は中高一貫の男子校で、39年連続東大合格者数日本一の高校として知られる。2020年の東大合格者数は185人。2位の筑波大附属駒場の93人の約2倍という圧倒的な進学実績を誇る。
当然、高校入試は偏差値70超と全国最難関だが、その開成高校に“入試を受けていない生徒”が通っていたというのだ。
「9月15日、高校の1年生のA君に退学処分が下されたことが、生徒に伝えられました。驚いて理由を尋ねた生徒もいたそうですが、先生は答えなかった。不審に感じた保護者が学校に問い合わせたところ、『不正な経緯での入学だった』との答えがあり、“替え玉受験らしい”という情報が一気に広まりました」(同前)
Aは今年2月10日の入学試験を経て、開成高校に入学している。4月の入学から半年近く経ったタイミングでの退学処分ということになる。
新型コロナウイルスの影響により開成高校では、4月6日に予定されていた入学式は行なわれなかった。新入生たちは一度も校門をくぐることなく、オンライン授業が始まった。対面授業が始まったのは6月29日のことだ。
試験を受けずに超難関校に入学したのであれば、授業についていけず不審の目を向けられることもありそうだが、オンライン授業でAは目立たないようにやり過ごしていたのだろうか。しかし、関係者に話を聞くと、そういうわけでもなさそうだ。Aと同学年だった生徒の保護者が語る。
「高校から入学した100人は中学からの内部進学生300人とは別の2クラスに振り分けられます。この2クラスは大人しい生徒が多いのですが、A君は派手なルックスでオンライン授業の時から目立つ存在だったそうです。対面授業が再開されると、髪はパーマをかけ、耳にはイヤリング、制服のシャツのボタンを大きく開けて通学するA君はさらに目立っていた。コソコソする様子もなく、1学期の期末試験も普通に受けていたといいます」
※週刊ポスト2020年10月9日号
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