急上昇
柴田勝家
JR三島駅構内で37年前から営業を続けていたレストラン「不二家三島ステーション店」が20日、閉店した。来店客や駅の利用者を見守り続ける不二家のマスコットキャラクター「ペコちゃん」人形も役目を終え、店先から姿を消した。「頑張るみんなを応援しているよ」とのメッセージとともに―。
同店がオープンしたのは1983年11月。不二家のフランチャイズ4号店として、オーナーの原田重利さん(72)=三島市=が新幹線と在来線の改札をつなぐ通路で営業を始めた。乗り換えの時間を利用するお客も多いため、「おいしく、早く、きれいに」をこだわって続けてきた。
常連客も増え、幾多の困難も乗り越えてきたが「新型コロナウイルスには勝てなかった」。駅の利用客が大幅に減り、店の売り上げは一気に落ち込んだ。長男の利光さん(45)が継ぐ話もあったが、収束も見通せない状況で閉店を決めた。
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