• No.2 山県昌景

    20/08/06 16:42:16

    ◆見栄えは良いんだけど、危なっかしい

     この吉村洋文さんの「軽さ」と言いますか、表に出られる優れたリーダーシップの割に言葉と脳みその軽い感じがまた、どうしても小泉進次郎くささを感じさせるんですよね。見栄えは良いんだけど、危なっかしいという。

     その点で、同じくコロナ対策で大阪独自のコロナ指標として話題になった「K値」に関しては、提唱した中野貴志教授・核物理研究センターも宮沢孝幸准教授・京大ウイルス再生研も、それが感染者の将来を予想する推移モデルという形では何ら立証することができず、証拠(エビデンス)はどこにあるのって話が完全に抜け落ちてしまっています。


    ◆コロナワクチン、いったいどうなったんです?

     さらには、大阪府が大々的に発表していたコロナワクチン。いったいどうなったんです。医療関係者を集めて治験をやり、この秋にはワクチン開発の実用化にむけて大規模治験までするとされていたわけですが、創薬ベンチャーのアンジェスに関しても、結局成果はさっぱりな上に吉村さんが下手な政治主導をやったので責任問題に発展しかねない情勢です。

    ────────────────────
    吉村洋文(大阪府知事)
    @hiroyoshimura
    〉大阪大学発のバイオ企業アンジェスは新型コロナウイルスワクチンの臨床試験(治験)を7月から始める。動物実験の成果などを受けて厚生労働省や医療機関などと治験前倒しについて協議している。有効性が確認できれば年内にも承認を受けて実用化される可能性がありそうだ。
    https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59530870V20C20A5MM8000/
    午後9:01・2020年5月25日
    ────────────────────

    国内初のワクチン治験 吉村大阪府知事「前のめりの政治主導」の危うさ - 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20200703/k00/00m/040/136000c


    ◆大阪らしいパンチの効いたギャグよりも

     ただでさえ、PCR検査のために医療機関に雨がっぱを配ろうとしたり、一個一個のネタは大阪らしく細やかなギャグでパンチを効かせているのは分かるのですが、なにぶん相手は感染症対策ですので大見得を切るよりもまずは着実な成果を出していき府民国民の請託に応えることのほうが大事なのではないでしょうか。

     それにしても、政治家が若くて見栄えが良くて歯切れの良い物言いとともにリーダーシップを発揮しようとすると、どの人も進次郎っぽい感じになるのは何故なのでしょう。吉村洋文さんも弁護士時代に武富士側の顧問弁護士として消費者金融訴訟を手がけていたということ以外は爽やかなイメージで売っている分だけ、ここできっちりと落ち着いた風格を身に着けて一層羽ばたいていってほしいと願っています。

     今回の件が、いい薬になったのではないでしょうか。

     間違っても、府民からつける薬がないと見放されることのないように。

    (山本一郎)

    https://bunshun.jp/articles/-/39530

コメント

古トピの為、これ以上コメントできません

広告

返信コメント

  • まだコメントがありません

投稿するまえにもう一度確認

ママスタコミュニティはみんなで利用する共有の掲示板型コミュニティです。みんなが気持ちよく利用できる場にするためにご利用前には利用ルール・禁止事項をご確認いただき、投稿時には以下内容をもう一度ご確認ください。

上記すべてをご確認いただいた上で投稿してください。