• No.3 富士山

    20/07/18 07:26:16

    ■「東京」通して見えた課題

    結果は小池の圧勝だった。

    今回の選挙で「政党の推薦を求めない」とし、みずからも街頭には立たなかった小池。翌日の午前中からは表に出て、めまぐるしく動いた。

    職員向けにメッセージを発信、みずからの陣営を支えた都民ファーストの会にあいさつ。その後も、安倍総理大臣、都議会公明党、五輪・パラ組織委の森会長、公明党の山口代表、自民党の二階幹事長と、息つく間もない面会の連続だった。

    そんな小池の姿を、3県の知事たちはどう見ていたのか。

    「ことばによってバーンと発信する力っていうのは、やっぱり天才的だと思いますね。それが圧勝につながっていると思いますね」(神奈川・黒岩)
    「4年間の成果が評価されて再選されたと考えている。選挙も新しい時代に入ったのかなと見ています」(埼玉・大野)
    「小池さんよく頑張ったと思いますね。オリンピック・パラリンピックのこと、それからコロナウイルスのこと、そんな中で戦ったわけですから」(千葉・森田)

    そのうえで、東京都との関係があったからこそ、見えてきた課題を挙げた。

    埼玉県の大野は、いまだに十分な情報共有が確立していないと指摘する。

    「陽性患者の情報について、相互に共有してほしいと申し上げてきたが、いまだに実現されていません。東京都で陽性になった方は埼玉県に住んでいても分からない。システムを強化する必要がある。もしくは、台湾のように国が都道府県の境なくコントロールしていくことが必要だと思います」

    神奈川県の黒岩も、国に訴えたいことがあるという。

    「(新型コロナウイルス対策の)特別措置法で知事に権限を渡されるのであったら、その裏付けというか、軍資金も必要だし兵糧米も必要。そういうのが全くないまま、われわれは本番を迎えてしまった」

    千葉県の森田は、やはり東京都の状況に左右される隣県の苦衷を吐露した。

    「本当に1都3県みんな事情が違うんですよね。予算も含めて。国と東京都はしっかりまず意思統一で連携していただかないと、私たち3県が東京にこうしろああしろ言ったって、難しいところがある。1都3県で話すのは大変有意義だと思いますが」

    ■知事対コロナ、これからは

    今月10日、4人の知事は都知事選後初めて、テレビ会議で一同に顔を合わせた。都民や県民に対し、感染防止対策を行っている店や施設を利用することなどを呼びかける共同メッセージをまとめた。

    しかし都内の感染確認は200人を超える日が続き、隣接する3県でも感染者数はさらに増えた。会議に出席した知事からは、危機感をあらわにすることばが飛び交った。新たな1歩を踏み出したが、その道のりは険しそうだ。

    今回、インタビューした3人の知事が、これからの感染対策に必要なこととして共通して語ったのは、「ピンポイント」ということばだった。
    「緊急事態宣言が解除されて人と物の往来がどんどんできております。大きな網をかけても難しいと思うんですよ。東京に外出する時はピンポイントで、この地域は感染大だよとか、こういう業種に気をつけないと危ないよと」(森田)
    「クラスターが出たところとか、出やすい危ない所には積極的に抑え込んでいく方策をとることで、経済のエンジンが回るような仕掛けを作っていく。これからはもっとピンポイントでということが1つのキーワードになってくると思います」(黒岩)

    そして埼玉県の大野は、「ピンポイント」対策に具体的に動いた。特措法の「24条の9項」に基づいて、感染防止対策がとられていない接待を伴う飲食店に対し、休業要請を行うことを決めたのだ。

    この「24条9項」、小池が4月11日から休業要請を始めた際、根拠としたもの。今回は、埼玉県が先鞭(せんべん)をつけた。

    選挙に圧勝した小池。彼女のかじ取りが及ぼす影響は、東京だけにとどまらない。
    第2波、第3波にどう備えるのか。「ピンポイント」の対策をどう進めるのか。そして当初の「東京アラート」が無くなったいま、「ピンポイント」で防ぎきれない市中感染の爆発が起きたらどうするのか。

    国のクラスター対策班のメンバーも、「野球でいえばまだ2回表」と語る現状。
    都民の負託に応え、命を守ることができるのか、これからこそが正念場だ。
    (文中敬称略)

    NHK
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200716/k10012518841000.html

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