延元
●排水ポンプ「効果なし」
八女市内では土砂崩れや道路の路肩崩壊などの被害が広がった。同市矢部支所によると、矢部川の護岸が数十メートルにわたって崩れ、川の水が田んぼに流れ込んだという。矢部川の護岸は、同市津江と柳島でもそれぞれ数十メートル崩落。県の八女県土整備事務所は被害箇所の詳しい状況について「調査中」としている。
同市立花町北山では25戸が床上浸水した。矢部川の支流3本が合流する地点で水害が多いため、今年の梅雨入り前に排水ポンプが設置されたが「効果がなかった」と住民らは肩を落とした。区長の古賀晃さん(69)は「秋雨の時季まで心配が続く」と表情を曇らせた。 (片岡寛、糸山信、丹村智子)
●「生殺しのよう」「なぜ水引かぬ」住民ぼうぜん…対策追いつかず 福岡・久留米
下弓削川、山ノ井川と本流の合流点にはそれぞれ水門がある。本流の水位が上がると閉じ、水が支流に逆流して水害が起きるのを防ぐ。本流の水位が下がれば開けて支流の水を流す。
水門を閉めると、支流の水はポンプで本流に送ることになるが、流量がポンプの排水能力を超えると周辺に水があふれる。
久留米市の7日の24時間降水量は360・5ミリで観測史上最大となり、支流の流量は増えた。しかし上流で記録的な大雨が降った筑後川本流も、片ノ瀬観測所(同市)で同日午前11時に過去最高の水位10・52メートルを記録。堤防決壊の恐れがある氾濫危険水位(8・50メートル)を超えた。水門とポンプを管理する久留米市は難しい運用を迫られた。
下弓削川流域の同市東合川などは国道210号が走り、「ゆめタウン久留米」や飲食店などが並ぶ商業地域だが、市は下弓削川の水門を6日午後3時34分に閉鎖。支流からあふれた水で周辺は冠水した。7日午後10時50分に一度は開けたが、上流の大雨で本流の水位が再び高くなり約2時間後に閉鎖。その後、8日午前3時以降は雨がほとんど降らず晴れ間ものぞいたが、本流の水位は高いまま。そのため、市が水門を開けたのは8日昼すぎになってからだった。
引かない水に住民は苦しめられた。近くの中古車販売会社「くるま村」は、従業員が事務所や整備場の水を掃き出し、店舗前の道の水も手作業で川に流した。隠塚尚高社長は「今回はなかなか自然に水が引かない」とこぼした。
同市城島町でも住宅地や農地が水に覆われた。町内を流れる山ノ井川の水門も6日午後11時15分に閉じて以降、8日午後0時半まで開けられず、冠水が長引いた。避難した中園みつえさん(73)は「恐らく自宅は床上浸水している。水門を閉める理屈は分かるが、排水がほとんど進まないのは生殺しのよう」。
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No.2 享禄
20/07/09 22:11:38
床上浸水した家はその後どうやって片付けしてまた住めるものなの?
お金めちゃくちゃかかるよね?
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No.1 観応
20/07/09 21:15:58
この状況で火曜までまた雨が続くので水かさが増しますよね。
予想外の事が起きるので、ビジネスホテルなどへ早めに高い場所に避難した方が良い
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