• No.1 長寛

    20/07/09 09:21:51

    【結婚について、日本がいかに古い価値観に縛られているか】

    三浦 小室家への反感には、アイドル的な存在を引きずり降ろそうとする感情も垣間見えます。1989年に秋篠宮さまと紀子さま(53)のご婚約が内定したときにも、紀子さまが玉の輿を狙って近づいたんだという声があったそうですね。

    山下 私は当時、宮内庁の官房総務課で報道を担当していましたが、一般の方から「あの人(紀子さま)はダメだ」という苦情電話を受けたことがあります。「学習院での評判、ご存知なんですか?」とガナリ立てる人もいましたね。私は「ご結婚は皇室会議で厳正に決めたことですから、問題ありません」と対応した覚えがあります。

    三浦 それほど激しかったんですか。加えて、今回の件に関しては男女で異なる基準が用いられていることが気になります。紀子さまは綺麗な方です。同様に、小室さんもイケメンと報じられた。英語もできて、眞子さまを気遣う人だと言われています。

     女性は収入など度外視して、外見や気遣いばかりで評価するのに、なぜ男性の場合は収入が問題となるのでしょう。ヨーロッパの王族が気働きのきく美しいキャビンアテンダントの女性と結婚しても、玉の輿と言われるだけで、これに違和感を抱く人はあまりいません。眞子さまと小室さんの性別が逆だったらと考えると、結婚について、日本がいかに古い価値観に縛られているかが分かります。

    【皇族として、国民の理解を得るにはどうすべきか】

    ――ご両親である秋篠宮さまと紀子さまがなぜ事態を収拾しないのか、という苛立ちも国民にはあるようです。実際、秋篠宮さまは「娘と話せていない」ことをお認めになっています。

    山下 秋篠宮殿下も、世間の批判を理解されていると思います。だからこそ、18年の誕生日会見で「多くの人が納得し、喜んでくれる状況にならなければ、納采の儀というのを行うことはできません」とおっしゃった。

     一般の結納にあたる「納采の儀」ですが、法的には行わなくとも問題はありません。それでも皇族として「国民の理解を得てほしい」「そのためにはどうすべきか」と、娘自身に一人前の大人として、考えさせようとしておられるように見えます。

    三浦 皇族に「渡る世間は鬼ばかり」的なものを投影してはいけないんじゃないですか。女性皇族は自由に職業を選べるわけでもないのに、結婚後は「一般人」として実家から独立してやっていかなければなりません。大変な人生の転換を要求しておきながら、皇室にいる間は縛るというのも変な話です。

    続く

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