安和
政府は、市町村が家庭から資源ごみとして集めている食品トレーなどプラスチック製容器包装と共に、歯ブラシや文房具などのプラ製品も一括回収してリサイクルを推進する仕組みの検討を始めた。
7月下旬にも環境、経済産業両省の有識者会議の会合に提案する方針。容器包装リサイクル法(容リ法)など関係法改正案を来年の通常国会に提出することも視野に議論を進める。
家庭で使われるプラスチック製品のうち、レジ袋や食料品トレー、シャンプーのボトルなどの容器包装は、容リ法に基づき7割超の市区町村で資源ごみとして回収され、リサイクル業者に引き渡されている。しかし歯ブラシやクリアファイルなどの文房具、おもちゃ、洗面器などのプラスチックはほとんどが燃えるごみ扱いだ。
政府は、これらを一緒に回収している一部自治体の事例などから、一括回収すれば分別が楽になり、プラスチックを資源ごみとして出す住民が増え、リサイクル率向上につながるとみている。現行の容リ法は、市区町村に対して容器包装ごみを分別収集するよう努力義務を課しており、その他のプラ製品も含めることを検討する。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200703-00000017-jij-pol
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